【2025年最新】Instagramのタグ付けとは?基本のやり方・種類・効果的な使い方をわかりやすく解説

Instagramで投稿をより多くの人に届けたい、フォロワーとの関係性を深めたい。そんなときに活用したいのが「タグ付け」の機能です。
写真や動画に登場するユーザーやブランドを直接指定できるタグ付けは、単なる飾りではなく、投稿の発見性や信頼性を高めるための重要な手段となっています。
しかし、ハッシュタグや@メンションとの違いや、ストーリーズ・リール・商品タグなど用途の広がりを正しく理解していないと、意図しないトラブルや拡散効果の損失につながることもあります。
この記事では、Instagramにおけるタグ付けの基本から具体的な使い方、ビジネスでの活用事例、注意点までをわかりやすく解説します。これからタグ付けを始める方はもちろん、効果的な運用を目指したい中級者にも役立つ内容です。
目次
Instagramのタグ付けとは
Instagramを使っているとよく目にする「タグ付け」ですが、具体的にどのような機能で、どんな目的で使われているのでしょうか。まずはその基本から理解しましょう。
タグ付けの基本と目的
Instagramにおける「タグ付け」とは、投稿に登場する人物やブランド、製品などを明示的に関連づける機能です。写真や動画に写っている相手のアカウントを指定することで、相手のプロフィールに投稿が表示されたり、閲覧者が簡単にその人物のページへアクセスできるようになります。
この機能を使うことで、フォロワーにとっては、誰と一緒にいたのか、どのブランドの商品なのかが明確になり、投稿の信頼性や発見性が高まります。個人利用では友人との思い出共有に、ビジネス利用ではブランド認知や販売促進に役立ちます。
ハッシュタグ・@メンションとの違い
Instagramでは「タグ付け」「ハッシュタグ」「@メンション」が混同されがちですが、それぞれ役割が異なります。
- タグ付け:投稿の写真や動画に人物・ブランドのアカウントを紐付ける。投稿自体にリンクが埋め込まれ、相手のプロフィールにも表示される。
- ハッシュタグ(#):投稿をテーマやジャンルで分類するためのキーワード。検索性を高め、より広いユーザーに投稿を見つけてもらいやすくする。
- @メンション:キャプションやコメントで特定のユーザーに言及する方法。通知が届き、会話や関係性を築きたいときに使われる。
目的によって使い分けることが重要です。
タグ付けの種類と使い方
タグ付けは投稿の種類によって方法やルールが異なります。ここでは、通常投稿・ストーリーズ・リール・キャプションなど、それぞれのタグ付け方法を具体的に紹介します。
写真・動画にユーザーをタグ付けする方法
写真や動画に直接タグを付けると、閲覧者は画像をタップすることで、誰が写っているのか一目で確認できます。
スマホの場合(iPhone/Android共通)
- 投稿作成画面で写真または動画を選択
- 「タグ付け」をタップ

「コラボレーターを追加」をタップ
- 写真内の任意の位置をタップして、ユーザー名を検索
- 該当アカウントを選択して完了
複数人をタグ付けする場合は、同様の手順を繰り返せばOKです。
InstagramのWeb版では、「コラボレーターを追加」から該当のアカウントを選択してタグ付けを行う。

ストーリーズでのタグ付け
ストーリーズでは、「@メンションスタンプ」を使ってタグ付けします。
- ストーリーズ作成画面で写真または動画を選択
- 上部のスタンプアイコンをタップ
- 「@メンション」スタンプを選び、ユーザー名を入力
- 表示されたアカウントを選択し、好きな位置に配置
タグ付けされた相手には通知が届き、再投稿(リポスト)も可能です。
リールでのタグ付け
リール動画にもタグ付けが可能です。方法は通常の投稿と同様ですが、視認性が高いのでタグの位置や文脈に注意しましょう。
- リール作成後の「詳細設定」画面で「タグ付け」を選択
- 写真と同じようにアカウントを検索・選択
- 投稿完了後、タグ付けされたユーザーには通知が届きます
なお、リールにおけるタグ付けは、発見タブや検索にも影響を与えるため、戦略的に活用するのが効果的です。
コメント・キャプションでのタグ付け
キャプションやコメント欄で「@ユーザー名」と記載すると、メンションとして相手に通知が届きます。ただしこれは「タグ付け」ではなく、「言及」としての扱いになります。
例
@example_user 素敵な写真をありがとう!
なお、キャプション内での@メンションと、写真上のタグ付けは併用可能です。
コラボ投稿でのタグ付け
「コラボ投稿」機能を使えば、1つの投稿を2つのアカウントで共同公開できます。ビジネスやインフルエンサーのキャンペーンでよく使われます。
- 通常の投稿作成時に「タグ付け」を選択
- 「共同投稿者を招待」をタップ
- 該当アカウントを検索・選択し、投稿
相手が承認すれば、その投稿は両アカウントに同時表示されます。相互のフォロワーに表示されるため、拡散効果が非常に高いのが特徴です。
商品のタグ付け(製品タグ)
ビジネスアカウントでは「製品タグ」を使って投稿内に商品を表示できます。これにより、ユーザーがそのまま商品ページにアクセスして購入につなげることが可能になります。
- ショップ機能を設定したビジネスアカウントで投稿作成
- 「製品をタグ付け」を選択
- カタログに登録済みの商品を検索して選択
- 投稿内の任意の位置に配置
製品タグはECとの連携が前提となるため、Metaコマースマネージャーなどの初期設定が必要です。
タグ付けのメリット
タグ付けは、見た目の装飾だけでなくアカウント運用に大きな効果をもたらします。ここでは、主な3つのメリットについて詳しく見ていきましょう。

拡散力がアップする
Instagramでタグ付けを行うと、その投稿はタグ付けされたユーザーのプロフィールにも表示されるようになります。これにより、タグ付けされたユーザーのフォロワーにも投稿が届きやすくなり、より広い範囲でのリーチが期待できます。
たとえば、有名アカウントやフォロワー数の多いユーザーをタグ付けすれば、そこから新しいユーザーに見つけてもらえる可能性も高まります。これはハッシュタグによる検索とは異なる、相互関係を活かした拡散手段といえます。
フォロワーとのつながりが深まる
友人や関係者をタグ付けすることで、投稿への共感やリアクションが得られやすくなり、エンゲージメントの向上につながります。「一緒にいた」「同じ体験をした」という共有感が可視化され、コメントやメンションなどのコミュニケーションも自然と活発になります。
ストーリーズでのタグ付けはリポストにもつながるため、相互のやり取りを通じて関係性を深めるきっかけにもなります。
ビジネス利用にも有効
企業アカウントやブランドにとって、タグ付けは強力なマーケティング手法です。ユーザーが自発的に製品タグやブランドアカウントをタグ付けすることで、口コミ効果を生み出す「UGC(ユーザー生成コンテンツ)」が拡散され、信頼性の高いプロモーションが実現します。
また、企業側からインフルエンサーにコラボ投稿や製品タグ付けを依頼することで、特定のターゲット層へのリーチを的確に狙うことも可能です。公式アカウントからリポストすることで、さらに波及効果を高めることができます。
タグ付けの注意点とマナー
便利なタグ付け機能も、使い方を間違えると逆効果になることもあります。信頼を損なわないために知っておきたいマナーと注意点を紹介します。
関係のない人へのタグ付けはNG
話題性やリーチを狙って、関係のない有名人や人気アカウントを無差別にタグ付けする行為は、マナー違反とされます。相手にとっては迷惑となるだけでなく、最悪の場合ブロックや通報される可能性もあります。
タグ付けはあくまで、投稿に関係のある人・ブランド・製品に限定するのが原則です。信用を落とさないためにも、適切な対象を見極めて行いましょう。
過剰なタグ付けはスパム扱いされる可能性も
1つの投稿に大量のアカウントをタグ付けする行為は、Instagramのアルゴリズム上、スパムとみなされる可能性があります。これにより投稿の表示順位が下がったり、最悪の場合アカウントが制限されることもあります。
また、フォロワーからも「しつこい」「うるさい」とネガティブに受け取られるリスクがあるため、タグ付けは適度に行うことが大切です。
タグ付けされたときの削除・非表示設定
もし関係のない投稿にタグ付けされた場合は、以下の方法で削除または非表示にすることが可能です。
- 該当投稿を開き、自分のタグ部分をタップ
- 「この投稿から自分を削除」または「プロフィールから非表示」を選択
- 必要に応じて、タグ付けを許可する相手を制限(アカウント設定→プライバシー→タグ)
悪意のあるタグ付けが繰り返される場合は、相手をブロックするか、Instagramに報告することも検討しましょう。
タグ付けを活用した成功事例
タグ付けを効果的に使ったことで、フォロワーを増やしたり認知度を上げたりした成功例を見てみましょう。実際の事例から学ぶことで、自分の活用法にも応用できます。
フォロワー数が増加したインフルエンサーの例
あるライフスタイル系インフルエンサーは、自身の投稿に登場する友人や撮影地の店舗を積極的にタグ付けしていました。これによりタグ付けされたユーザーが投稿をリポストする機会が増え、相互フォロワーの目に触れる頻度も向上。その結果、2ヶ月でフォロワーが約1.5倍に増加しました。
また、ブランドやショップの公式アカウントをタグ付けすることで、企業側からの公式リポストや案件依頼につながった事例もあります。自然なタグ付けによって信頼性を保ちつつ、広がりを持たせたことが成功の要因でした。
小規模ブランドの認知拡大施策
あるアパレル系の小規模ブランドでは、購入者が商品を着用した写真を投稿する際に、ブランドアカウントをタグ付けするよう促すキャンペーンを実施しました。投稿された写真はブランドのプロフィールに集約され、公式アカウントでも積極的にリポストされました。
この取り組みにより、実際に着用している姿が見える化され、商品への信頼感と購買意欲が高まる好循環が生まれました。結果として、フォロワー数の増加に加え、ECサイトへの流入数・購入率の向上にもつながったといいます。
タグ付けは、大規模な広告費をかけずとも、ファンや顧客との協力によって認知を広げる有効な手段であることが分かります。
Instagramタグ付けに関するよくある質問(Q&A)
Q. 誰でも他人をタグ付けできるの?
基本的には、公開アカウントであれば誰でも他人をタグ付けすることが可能です。ただし、相手が「タグ付けの承認制」を設定している場合は、自動的には表示されず、相手の承認が必要になります。
また、タグ付けの利用が悪質または迷惑行為と判断されると、Instagramの利用制限対象となる可能性もあるため、適切な相手にのみ使用するよう心がけましょう。
Q. タグ付け通知は相手に届く?
はい。誰かがあなたのアカウントをタグ付けした投稿を公開・投稿した時点で、通知が届きます(通知設定がオンの場合)。これにより、自分がどんな投稿に登場しているのかをすぐに把握することができます。なお、タグ付けされた投稿が非公開アカウントからのものであった場合、投稿そのものを見るにはそのアカウントをフォローしている必要があります。
Q. ビジネスアカウントのタグ活用は?
ビジネスアカウントでは、タグ付けを活用することでブランド認知や売上拡大につなげることが可能です。たとえば以下のような使い方があります。
- 投稿に製品タグを付け、直接商品ページへ誘導する
- インフルエンサーや顧客のUGCにタグ付けしてもらい、リポストを通じて信頼性を構築
- コラボ投稿によって相互フォロワーにリーチを拡大
さらに、インサイト分析によって「タグ付けされた投稿からどれだけのプロフィール訪問やアクションがあったか」を測定できるため、マーケティング施策のPDCAを回しやすいのもメリットです。
まとめ
Instagramのタグ付けは、個人・ビジネスを問わず、フォロワーとの接点を広げ、投稿の価値を高めるために欠かせない機能です。
写真やストーリーズに人物をタグ付けするだけでなく、リールや製品タグ、コラボ投稿など、目的に応じた多彩な活用方法があります。
ただし、むやみにタグを付けると相手に迷惑をかけたり、アカウントの信頼性を損なう恐れもあるため、マナーや設定にも注意が必要です。
正しくタグ付けを使えば、投稿の拡散力はもちろん、コミュニケーションの質やビジネス成果も大きく変わってきます。今日からでも実践できるタグ付けのコツを活かし、より魅力的でつながりのあるInstagram運用を目指しましょう。