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【2025年最新】X(旧Twitter)コミュニティとは?ブランドファンと深くつながるSNS機能の活用術

【2025年最新】X(旧Twitter)コミュニティとは?ブランドファンと深くつながるSNS機能の活用術

X(旧Twitter)が提供する「Xコミュニティ」は、共通のテーマや関心を持つユーザー同士が特定の話題について交流できる専用空間です。従来のタイムラインとは異なり、クローズドな環境で本音の意見やユーザー生成コンテンツ(UGC)が交わされることから、マーケティングやカスタマーサポートにも活用が広がっています。この記事では、Xコミュニティの仕組みや作成・参加方法、主な機能やマーケティング活用のメリット、他SNSとの違いまでをわかりやすく解説します。中長期の顧客関係構築を目指すブランド担当者やSNS運用者にとって、実践的なヒントが得られる内容です。

X(旧Twitter)コミュニティとは?

Xコミュニティとは、X(旧Twitter)が提供する共通の関心・話題を持つユーザー同士が集まり、特定のテーマに絞って会話ができるグループ機能です。Facebookのグループ機能やRedditのサブレディットに近いイメージで、タイムラインではなく、コミュニティ専用のフィード内で投稿・交流が行われます。

2021年にβ版として公開され、現在ではビジネスや趣味、学習、地域など多様なテーマで活用が進んでいます。

Xコミュニティの作成方法と参加方法

Xコミュニティの作成方法

Xコミュニティを作成するには、Xプレミアム(有料プラン)への加入が必須です。加入後、「コミュニティ」タブの「作成」から、コミュニティ名・説明・参加条件・ルールなどを入力して作成します。

あわせてプロフィール画像やカバー画像を設定すると参加率が向上します。運営をスムーズにするために、モデレーターの選定や投稿テーマの準備も事前に行っておくと安心です。立ち上げ直後は運営側から積極的に投稿し、参加者の行動を促す工夫が重要です。

https://www.koukoku.jp/service/suketto/marketer/?p=24091

Xコミュニティの参加方法

参加は非常に簡単です。Xの「コミュニティ」タブから関心のあるテーマを検索し、気になるコミュニティを選びます。公開設定なら「参加」を押すだけで即参加可能。非公開の場合は申請後に承認されると参加できます。

参加後は、投稿を読んだりコメントすることで交流が始まります。自分の専門分野や関心テーマに合った場を選ぶことで、実務に役立つ情報やつながりを得やすくなります。

X コミュニティの主な機能と特徴

公開/非公開を選べる参加型コミュニケーション

X コミュニティでは、誰でも自由に参加できる「公開コミュニティ」と、管理者の承認が必要な「非公開コミュニティ」の2種類から選択できます。たとえば、オープンなユーザー交流を重視する場合は公開設定に、特定の関係者だけで専門的な情報をやり取りしたい場合は非公開設定にするなど、目的や運営スタイルに応じた柔軟な設計が可能です。柔軟な設計を用いることで、ブランド運営でも一般ファン向けとコアユーザー向けを分けて活用することができます。

投稿ごとに発信先を選べる柔軟な配信設定

Xでは、投稿時に「フォロワー向け」か「コミュニティ向け」かを選択することができ、同じアカウントでも発信内容を切り分けることができます。たとえば新商品のティザー情報はフォロワー向けに広く公開し、ユーザーテストの意見募集はコミュニティ内限定で投稿するなど、情報の機密性やターゲットに応じて発信範囲を調整できる点が実務上非常に便利です。

管理者によるモデレーション機能で秩序ある運営が可能

X コミュニティでは、管理者(モデレーター)に対して投稿の削除、参加承認・削除、コミュニティルールの設定といったモデレーション機能が備わっています。これにより、スパム投稿や誹謗中傷などのリスクをコントロールし、健全で安心なコミュニティ環境を維持することができます。特にブランドが運営する場合、参加者の信頼を損なわないためにも、モデレーターの適切な配置とルール設計は不可欠です。

X コミュニティのメリット

継続的なファンとの関係構築が可能

たとえばコスメブランドが「乾燥肌向けスキンケア愛好者コミュニティ」を開設すれば、既存ユーザーが自ら「このクリーム、夜に使うと翌朝もしっとりしてる」などと体験を共有します。こうした投稿に別のユーザーが返信したり、ブランド側が反応することで、商品を買ったあと”の接点が継続的に生まれます。広告や店舗では得られない“リアルな顧客の声”や“使用シーン”が可視化され、顧客理解にも貢献します。

本音レビューや要望が集まりやすい

コミュニティ内の投稿はタイムラインに出ず、外部から見えにくい仕様です。そのため、「この香り、ちょっと強すぎかも」「初期設定が難しかった」など、通常の投稿では控えられがちなネガティブ意見も出やすくなります。たとえばアプリ開発者がコミュニティを設ければ、ユーザーからの「バグ報告」「UI改善要望」が集まり、正式なカスタマーサポートよりもリアルで改善に直結する声を受け取れる可能性があります。

UGC(ユーザー生成コンテンツ)の蓄積による信頼向上

ユーザー同士の「買ってよかった」「こう使うと便利」という投稿が積み上がることで、第三者視点の信頼性ある情報源として機能するのも大きな強みです。例えば、家電メーカーが製品別コミュニティを作った場合、「冷蔵庫の棚の高さをこう変えると便利」といったアイデアが投稿され、企業が想定していなかった活用方法が広まることもあります。これは結果的に、購入検討中のユーザーへの説得力を持つリアルな口コミ資産として機能します。

X コミュニティのデメリット

認知拡大には向かず、新規リーチが難しい

X コミュニティの投稿は原則、検索にも表示されず、RT(リポスト)や引用ポストもできません。たとえば、ブランドが新商品情報を投稿しても、それを見られるのはそのコミュニティの参加者のみで、外部に情報が広がる導線がほとんどないのです。バズを狙うキャンペーンや話題づくりには不向きであり、あくまで既存ファンとの関係を深める施策として位置づけるのが適切です。

運用に人的リソースが必要で管理コストが高い

投稿を放置しておくと、広告投稿やスパムURL、不適切な書き込みが混じる可能性があります。実際にコミュニティ内で「フォロワーを爆増させる裏技教えます」といった迷惑投稿が繰り返され、運営側が対応できずに閉鎖された例もあります。管理者は投稿内容のチェックや、ユーザー対応に時間を割く必要があり、片手間では回らないというのが現実です。安心安全な場を維持するには、モデレーターの配置やルール明記が不可欠です。

初期段階で投稿が少ないと過疎化しやすい

新たに立ち上げたコミュニティでは、参加者がいても投稿が少ないと「ここって動いてないのかな?」と感じられてしまい、自然と離脱が始まります。特に企業アカウントが運営する場合、「ユーザーからの投稿待ち」では活性化しにくく、毎週テーマ投稿を行う、アンケートを実施する、初投稿を促すテンプレートを配布するなど、アクションを仕掛ける必要があります。放置すれば1ヶ月で投稿ゼロ、2ヶ月で実質停止状態になるケースも多く、意図的なアクティブ施策がなければ成果につながりません。

Xコミュニティのマーケティングにおける活用方法

ブランドコミュニティの形成

たとえば化粧品ブランドが「乾燥肌向けスキンケア」などのテーマでコミュニティを立ち上げ、ユーザー同士が製品レビューやケア方法を共有する場を作ることで、エンゲージメントやUGC(ユーザー生成コンテンツ)を促進できます。

カスタマーサポート・FAQ集約

カスタマーサポート目的でコミュニティを活用する企業も増えています。例えばソフトウェア企業が製品別にコミュニティを設け、ユーザー同士でのノウハウ共有や質問回答ができる場として機能させることで、問い合わせ件数の削減にもつながります。

リサーチ・インサイト収集

ターゲットユーザーが自発的に投稿する内容からリアルなニーズや課題、製品への評価を抽出することができます。特にペルソナ設計や商品開発時の仮説検証に役立ちます。

他のSNS機能との違い・使い分け

機能特徴向いている活用
X コミュニティ関心テーマに絞った継続的対話が可能ブランドファンとの交流、インサイト獲得
通常のXポスト拡散力が高く、リアルタイム性が強いキャンペーン・速報配信
Facebookグループ実名ベースで深いコミュニケーションBtoBやリアルコミュニティ形成
Discordサーバー音声・スレッドも併用した複雑な運用が可能ゲーミング・テック系コミュニティ

各機能には異なる特性があるため、目的に応じた使い分けが重要です。たとえば話題拡散には通常ポスト、関係構築にはXコミュニティ、業界交流にはFacebookグループ、若年層との接点にはDiscordが適しています。施策やターゲットに合わせて最適な場を選びましょう。

Xコミュニティに関するよくある質問(Q&A)

X コミュニティの最大の特徴は何ですか?

X コミュニティの最大の特徴は、同じテーマに関心のあるユーザー同士が、専用の空間でじっくり対話できる点です。たとえば「マーケティング戦略」「Z世代向けプロモーション」など、話題を絞った場で投稿が蓄積され、タイムラインよりも深く継続的なやり取りがしやすくなります。投稿はそのコミュニティのメンバーにしか見えないため、外部の目を気にせず、本音の意見や実践知が交わされやすい環境になっています。

X コミュニティにはどうやって参加できますか?

参加方法は簡単です。スマホアプリまたはPC版Xのメニューから「コミュニティ」タブにアクセスし、検索バーで「マーケティング」「SNS運用」など興味のあるテーマを入力します。表示された一覧から気になるコミュニティを選び、公開コミュニティであれば「参加」ボタンをタップするだけで即参加可能です。非公開の場合は申請後に管理者の承認が必要です。参加後は、自分の意見を投稿したり、他の参加者の投稿にコメントして自由に交流ができるようになります。

X コミュニティを作成するにはどんな準備が必要ですか?

X コミュニティを作成するには、まずXプレミアム(有料プラン)への加入が必須です。無料ユーザーは作成できませんので、事前にアップグレードが必要です。

次に、スパム行為などがない健全なアカウントであることも条件です。作成時には、コミュニティ名・説明文・参加条件(誰でも参加/承認制)・投稿ルールなどを設定します。

また、プロフィール画像やカバー画像を設定すると参加率が上がりやすく、ブランディングにも有効です。運営をスムーズにするために、モデレーターの選定や投稿方針の設計も事前に準備しておくとよいでしょう。目的や更新頻度が曖昧なままだと過疎化しやすいため、立ち上げ前に運営体制を明確にすることが成功のポイントです。

X コミュニティを活用することで得られるメリットは何ですか?

X コミュニティを活用することで、ブランドやサービスに関心のあるユーザーとの継続的な関係性を構築できる点が大きな利点です。たとえば新商品に関する感想や使い方の共有が自然に行われ、UGCの創出やリアルなユーザーインサイトの取得につながります。共通の関心テーマが前提となるため、通常投稿よりもエンゲージメントが高く、LTVの向上も期待できる点が特徴です。

X コミュニティ参加・作成時に注意すべきポイントは何ですか?

注意すべき点は主に3つです。
1つ目はスパムや荒らし対策のためのモデレーション体制を整えること。
2つ目は投稿が止まらないように、アクティブ維持の仕組み(テーマ提案・コメント促進など)を設けること。
3つ目は目的や対象を明確にしたガイドラインの設計です。

これらを準備せずに始めると、コミュニティが機能不全に陥るリスクがあります。

まとめ

X コミュニティは、タイムラインでは拾いきれない「特定の関心・テーマ」での深い交流を実現する機能です。情報の拡散よりも、ユーザー間の信頼関係構築や、継続的なエンゲージメントを目的とした運用に適しています。運用体制や投稿ガイドラインをしっかり設けることで、ブランドやサービスにとって有益な場を築くことができます。

もしあなたが中長期でのLTV最大化やコミュニティドリブンなマーケティングを志向しているなら、X コミュニティの活用を次の施策に加えてみてはいかがでしょうか。

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プロフィール
山田智也
経済学部。マーケティングに関する用語解説や手法の紹介を中心に、実務に役立つ情報を発信。 特にデジタル施策に強みを持ち、初心者目線のわかりやすい解説記事を得意とする。
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