【2025年最新】無料スタンプだけじゃない！LINE人気公式アカウントTOP10

SNSで拡散される投稿の裏には、共感を呼ぶストーリー性や“お得感”などの強い動機づけがあります。特にLINEの公式アカウントは、日常生活に密着しているからこそ、スタンプやキャンペーンといったインセンティブ設計が明暗を分ける重要な要素になります。

今回は2025年6月25日時点の「LINE人気公式アカウントランキング」TOP10をもとに、ユーザーに支持される理由や拡散の構造を徹底解説します。

調査方法について

本ランキングは、LINE公式が提供する「人気公式アカウント」情報をもとに構成しています。順位は「友だち追加数」などのユーザー反応をベースにしており、2025年6月25日時点のデータをもとに最新のトレンドを反映。企業アカウントからキャラクター、LINEサービス系までジャンルを問わず網羅的に分析しています。

第10位 大塚製薬

健康・ライフスタイル領域の“生活者目線”が強み

「ポカリスエット」や「カロリーメイト」などの認知度の高い製品を抱える大塚製薬は、LINEでも“信頼感のある健康情報”を定期的に発信。あくまで日常に寄り添うトーンで構成されており、通知の設計も抑制的。無料スタンプの配布がなくても友だち追加されている点から、ブランドとしての安心感やタイムリーな話題性が支持されているといえます。

第9位 LINEポイント

「得する」導線がLINE内に自然に溶け込む設計

LINE経済圏の核ともいえるポイントサービスの公式アカウント。キャンペーンやアンケートでポイントが貯まる施策が豊富で、「通知を見るだけで得できる」体験がユーザーの習慣化を促しています。外部サービスとの連携も多く、LINEユーザーなら誰もが気軽に活用できる点が友だち追加を後押ししています。

第8位 LINEスタンプ

“今欲しい”が見つかるレコメンド型設計

新作や期間限定スタンプの情報をタイムリーに届けることで、ユーザーの「今すぐ使いたい欲求」に応えるアカウント。人気の傾向に合わせたオススメ表示やランキング発信もあり、LINE内でのトレンド感知ツールとして機能。スタンプ好きのユーザーにとっては外せない情報源となっています。

第7位 LINEショッピング

買い物欲と「今だけ感」を刺激する仕掛けが秀逸

ECモールとしてのLINEショッピングは、スタンプ配布との相乗効果で友だち追加を加速中。ポイント還元やセール情報が短いテキストでわかりやすく届くため、スキマ時間でも購買に繋がりやすい仕組みに。日常の買い物に直結するテーマでありながら、“楽しさ”も伴っているのが大きな魅力です。

第6位 ヤフージャパン

情報の「幅」と「深さ」を両立したニュース型アカウント

天気・速報・エンタメ・クーポンまで幅広い情報を一括で配信するマルチアカウント。LINEとYahoo!の連携による安定感や、スムーズな通知体験も強みです。スタンプ配布も定期的に実施されており、「追加する理由が複数ある」という構造が友だち数の増加に繋がっています。

第5位 ユニクロ

“リアル店舗のチラシ”がスマホで届く心地よさ

LINEで配信されるユニクロの情報は、オフライン店舗と連動したセール・コラボ・新作情報が中心。いち早くお得情報をキャッチしたい層にとっては、チラシ以上に有益な通知手段となっています。スタンプ配布との併用で、特に若年層からの支持が厚くなっています。

第4位 dポイントクラブ

“コラボ施策の多さ”が拡散のエンジンに

docomoユーザーに限らず、誰でも使えるdポイントの価値を、LINEを通じてわかりやすく伝えるアカウント。特に企業コラボによるスタンプ配布やキャンペーンは拡散性が高く、SNSでの言及を呼び込んでいます。生活導線と密着した「使えるお得情報」が強みです。

第3位 LINEマンガ

続きを読みたくなる“習慣化の設計”が成功

「今日の無料話」や期間限定公開など、LINE通知が“次の読書行動”に自然と誘導するよう設計されています。読者の心理を的確に突くキャンペーンが多く、「読む→反応→通知→再訪」というループが生まれているのが特徴です。スタンプ配布によって新規ユーザーの獲得にも成功しています。

第2位 sakumaru（うさまる）

「うさまる」というキャラ資産の圧倒的ファン力

LINEスタンプ界の象徴とも言える「うさまる」シリーズ。キャラクター自体のファンが多く、スタンプの配信情報はもちろん、描き下ろしの特典や壁紙配布などでも反応率が高い傾向にあります。ファンとの“定期接点”を保ちつつ、LINEならではの親和性の高い発信が強みです。

第1位 chocoZAP

話題性×実用性がハマった「ジムじゃないジム」

RIZAPが手がける24時間営業のコンビニジム「chocoZAP」は、話題性あるサービス設計と、無料スタンプ配布による流入導線で堂々1位に。特に“運動が苦手でも続けられる”というメッセージはZ世代に刺さりやすく、SNSでの共感拡散も活発。ジムというより「ライフスタイル提案」としてLINEで受け入れられている印象です。

なぜ“癒し”より“実用”が勝った？chocoZAPがうさまるを超えた理由

キャラ人気の象徴「うさまる（sakumaru）」を抑えて1位に輝いたのは、“通いやすさ”と“気軽さ”を打ち出したchocoZAP。その背景には、単なる無料スタンプ配布だけではない“生活導線”との高度な一致がありました。
chocoZAPは「ちょっと体を動かしたい」「でも続けるのは苦手」という多くの人の心理に寄り添い、「ジム＝頑張る場所」という概念を崩した点が最大の勝因です。
一方、うさまるは癒しや可愛さでは圧倒的なブランド力を持つものの、新規ユーザーへの訴求軸では“ファン前提”の要素が強く、拡張性の面でchocoZAPに軍配が上がったといえるでしょう。

【まとめ】人気LINE公式アカウントに共通する拡散パターン3選

1. 無料スタンプの活用で「登録のきっかけ」を設計
   　登録後のメリットをわかりやすく提示し、まずアクションを取らせることが成功の第一歩になっています。
2. LINE内での“生活導線”との自然な接続
   　ファッション、買い物、健康、漫画といった“日常の中で使われるカテゴリ”に馴染むテーマが人気です。
3. 通知の質と頻度がユーザー体験を左右する
   　一方的な配信ではなく、ユーザーにとって“必要な情報だけ届く”と感じさせる運用が好印象につながっています。

プロフィール

葉山和奏

経済学部出身。 SEO記事を100本以上執筆し、オウンドメディアの企画・ディレクションを担当。 検索意図に応える記事構成と、実践的なSEOノウハウを提供。