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【2025年最新】Xの動画とは?投稿手順から活用事例・他SNSとの比較まで完全ガイド

【2025年最新】Xの動画とは?投稿手順から活用事例・他SNSとの比較まで完全ガイド

X(旧Twitter)の動画は、静止画よりも多くの情報を短時間で届けられるため、マーケティングやブランディングにおいても重要性を増しています。短尺動画から長尺コンテンツ、ライブ配信まで多様なフォーマットに対応しており、視覚的に印象を残すコミュニケーションが可能です。本記事では、Xでの動画投稿の仕組みから制限、企業や個人での活用法まで、最新情報をもとに詳しく解説します。

Xの動画とは?

Xでは、画像と同様に動画ファイルをポストに添付することで、視覚的に訴求力のある投稿を作成できます。無料ユーザーでも最大2分20秒までの動画投稿が可能で、Xプレミアムに加入することで最大4時間(16GB)の長尺動画の投稿が可能になります。

また、動画は自動再生されるため、音声なしで視聴するケースが多く、冒頭数秒で関心を引く構成が求められます。動画の再生数は投稿下部のインプレッションとともに表示され、効果測定にも活用できます。

Xの動画投稿の仕方

Xでは、スマートフォン・PCのどちらからでも簡単に動画を投稿できます。投稿画面から動画ファイルを選ぶだけでアップロードできるため、特別な編集ツールは必要ありません。ただし、最大投稿時間は無料ユーザーが2分20秒、有料ユーザー(Xプレミアム)は最大4時間までとなっています。以下に、スマホとPCそれぞれの操作手順を紹介します。

スマートフォンで動画を投稿する手順

  1. アプリを開き、下部中央の「+」ボタンをタップ
  2. 表示される投稿画面下部のメニューから「画像/動画アイコン」(山のマーク)をタップ
  3. カメラロールから投稿したい動画を選択
  4. 必要に応じてテキストやハッシュタグを追加
  5. 右上の「ポスト」ボタンを押すと投稿完了

PCで動画を投稿する手順

  1. Xにログインし、画面左下の「ポストする」ボタンをクリック
  2. 投稿入力欄の下にある「画像/動画アイコン」をクリック
  3. PC内のフォルダからアップロードしたい動画ファイルを選択
  4. 投稿文やハッシュタグを入力し、「ポストする」をクリックで完了

Xでは誰でも簡単に動画を投稿でき、特にスマートフォンから手軽に投稿できます。再生数を伸ばすためには、投稿時間帯やテキストとの組み合わせも意識すると効果的です。

Xの動画のアスペクト比と表示の最適化について

Xで動画を投稿する際は、アスペクト比(縦横比)に注意することが視認性と拡散性の向上につながります。特にスマートフォンでの視聴が中心となっている今、フォーマットを適切に選ぶことで、タイムラインやフィード上での表示効果が大きく変わります。

2025年時点で、よく使われるアスペクト比と解像度の一例は以下の通りです。

用途アスペクト比解像度例(目安)特徴
横型動画(標準)16:91280×720、1920×1080横持ちでの視聴に適し、YouTubeの一般的な比率と同様。PCやTV視聴にも対応。
縦型動画9:16720×1280、1080×1920スマホ視聴に最適。Xの縦スクロール型動画フィードで全画面再生されやすい。
正方形動画1:11080×1080タイムラインでの表示バランスが良く、画像・テキストと併せやすい。

特に縦型(9:16)の動画は、Xが2024年以降に展開している縦型動画フィードで効果を発揮しやすく、スマホ上での視認性やエンゲージメント向上に有利です。ただし、タイムラインでは全画面表示されないため、上下に重要な情報を詰めすぎないよう構成に注意が必要です。

また、アスペクト比にかかわらず動画は音声オフの状態で自動再生されるため、冒頭数秒のインパクト設計や字幕(テロップ)による補完が非常に重要です。タップされる前の“無音時間”でどれだけ興味を引けるかが、視聴完了率や拡散力に直結します。

Xの動画が使われる主なシーン

Xの動画は、リアルタイム性と拡散力に優れた特徴を活かし、他のSNSでは難しいタイミング戦略や話題化施策に活用されています。とりわけ以下のようなユースケースでは、X特有の機能と合致する形で高い効果を発揮します。

話題性のある商品紹介や新機能のデモ

新商品やアップデート情報を動画で紹介する投稿は、Xの即時性と拡散力に非常に適しています。静止画よりも多くの情報を一目で伝えられるため、視聴者の理解を助け、関心を高めることができます。特に「発売直後」や「話題になっている最中」の投稿はリポストされやすく、短期間で多くのユーザーに届きます。

ライブ配信の告知・ダイジェスト共有

X動画は、ライブ配信との連動でも多く活用されています。配信前の告知映像や、配信中の切り抜き、終了後のダイジェストなどを投稿することで、フォロワーに対して興味喚起と再視聴の導線を作れます。Xのタイムラインはリアルタイム性が強いため、ライブ当日に動画を絡めた投稿をするだけで、視聴者との接触回数を増やすことができます。

インフルエンサーによる引用拡散やリアクション投稿

X特有の引用ポスト文化を活かせば、動画を起点とした二次拡散も狙えます。インフルエンサーが元動画に意見やリアクションを加えて引用投稿することで、新たな視点が付加され、元の動画が別の層にも届く流れが生まれます。議論を呼びやすいテーマや視覚的にインパクトのある動画ほど引用されやすく、自然な広がりが期待できます。

Xの動画のメリット

タイムラインの即時性と相性がよく、話題化しやすい

Xの動画は、他のSNSと比べてタイムライン上での即時的な露出が高く、拡散されやすい特性を持っています。特にニュース性のあるコンテンツやトレンドに沿った投稿は、動画形式にすることでユーザーの目に留まりやすくなり、リポストや引用ポストを通じて一気にバズが広がる傾向があります。リアルタイムでの視聴とコメントの流れが一体化しており、速報的な発信には非常に適しています。

引用ポストを活用した二次拡散の設計がしやすい

Xの動画では単なるリポストだけでなく、引用ポストで文脈を追加しながら再拡散されるケースが多く見られます。これにより、動画の内容が異なる解釈や追加コメントとともに広まり、多様なユーザー層へ波及していくことが可能になります。たとえば、商品紹介動画がインフルエンサーに引用されることで、元の投稿よりも広範囲に認知されるといった現象が生まれます。

ハッシュタグとXトレンドの連動性が高く、短期的バズを狙いやすい

Xはトレンド機能とリアルタイム性に優れており、特定のハッシュタグが急上昇する傾向があります。Xの動画はこのようなハッシュタグと組み合わせることで、短時間で急激に再生回数を伸ばすことが可能です。他のプラットフォームと異なり、「今この瞬間」に注目されている話題と絡めて動画を出すことで、意図的にトレンド入りを狙うような戦略的な投稿設計ができます。

Xの動画のデメリット(注意点)

タイムラインの流速が早く、動画の寿命が短い

Xは情報の流れが非常に早く、動画コンテンツであってもタイムライン上での露出時間が短い傾向にあります。投稿後数時間が勝負となるため、リポストや引用がなければすぐに埋もれてしまうリスクがあります。特にフォロワー数が少ないアカウントでは、動画の拡散力が限定されやすく、持続的なリーチには不向きといえます。

Xプレミアム加入しなければ長尺動画の投稿ができない

無料ユーザーの投稿可能時間が最大2分20秒に制限されているため、商品レビューやチュートリアルのような説明が必要な動画では内容を圧縮せざるを得ません。長尺での訴求を行いたい場合はXプレミアムに加入する必要があり、コスト面でのハードルが存在します。また、Media StudioやProducerといった高度な機能もプレミアム限定のため、一般ユーザーは運用の幅が限られます。

動画の検索性や整理機能が弱く、資産化には工夫が必要

Xではプロフィールの「メディア」タブから動画付き投稿を一覧できますが、画像やGIFと混在して表示されるため、動画だけをまとめて見せるのは難しい設計です。また、YouTubeの再生リストのような分類機能もなく、投稿をストック型コンテンツとして活用するには限界があります。過去動画の再発見がされにくいため、継続的に活用したい場合は、リポストや引用ポストを使った再露出の工夫が欠かせません。

Xと他SNSの動画の比較

項目XInstagram ReelsTikTok
投稿可能時間最大120分(有料)最大90秒〜60分最大10分
音声の再生方法ミュート再生(自動)音あり自動再生音あり自動再生
アルゴリズムの拡散性リポスト・引用中心発見タブ・ストーリーズレコメンド中心
編集機能基本的に外部依存内部編集機能あり内部編集機能豊富

Xはリポストや引用ポストによる拡散力が強く、話題性のある動画が短時間で広がりやすいのが特徴です。一方、InstagramやTikTokはアプリ内の編集機能やレコメンド表示に優れており、投稿のしやすさや新規視聴者への到達力で優位性があります。リアルタイムの拡散を重視するならX、編集のしやすさや発見性を重視するならReelsやTikTokが適しています。

Xの動画に関するよくある質問(Q&A)

Xの動画で最長何時間の動画を投稿できる?

最大で4時間(16GB)までの動画投稿が可能です。ただし、Xプレミアム加入が条件です。
2025年現在、Xプレミアム(旧Twitter Blue)の上位プランでは、最大4時間・16GBの長尺動画が投稿可能となっています。従来の120分・8GB制限から拡張されたこの仕様により、セミナー動画や長時間のイベントアーカイブなど、YouTubeに近い用途でもX内で完結できるようになりました。一方で、無料ユーザーの動画投稿上限は従来通り2分20秒(140秒)・512MBとなっており、長尺コンテンツの投稿には有料プランが必須です。

縦型動画フィードの新しい仕組みとメリットは?

Xアプリ内に導入された「縦型動画専用フィード」により、TikTok型の連続視聴が可能になりました。
2024年末からXアプリの一部ユーザーに提供されていた縦スクロール型の動画フィードが、2025年には本格的に展開されています。縦型の動画をスワイプで次々に視聴できるUIで、従来のタイムライン投稿とは異なり、動画のみを連続的に楽しめる構造になっています。縦型動画専用フィードの導入により、フォローしていないアカウントの動画もレコメンドされやすくなり、投稿者にとっては新規視聴者への露出機会が増えるメリットがあります。特に縦型・短尺動画との相性がよく、視聴完了率の向上にも寄与しています。

クリエイター向けに追加された分析ツールの内容は?

Xプレミアム加入者向けに、動画パフォーマンス分析機能が強化されています。
Media Studioや投稿管理画面では、以下のような動画に特化した指標が閲覧可能です。

  • 再生回数・インプレッション数
  • 視聴完了率・平均再生時間
  • 離脱タイミング(再生中に視聴が止まった位置)
  • エンゲージメント(リポスト、いいね、引用数)
  • 投稿ごとの比較グラフ

「冒頭数秒での離脱が多い動画」や「引用されやすい構成」などを特定し、動画制作と投稿タイミングの改善に活用できます。特に短尺動画では「1〜3秒での興味獲得」が鍵になるため、分析結果は制作戦略に直結します。

Xが今後導入予定のおすすめ動画フィードとは?

ユーザーの視聴履歴や興味に基づいた「パーソナライズ動画タブ」が正式導入予定です。
Xは今後、縦型動画フィードをベースに、AIによる視聴傾向の分析を用いた「おすすめ動画」セクションの強化を予定しています。これは、YouTubeの「ホーム画面」やTikTokの「おすすめ(For You)」に類似した構造で、ユーザーの興味に最適化された動画が優先表示されるようになります。フィードに表示されることで、投稿者はフォロワー以外のユーザーにも動画を届けやすくなり、アルゴリズム経由での拡散力が大幅に向上すると期待されています。

まとめ

Xの動画は、情報の即時性と拡散性を兼ね備えた発信手段として、個人・企業問わず活用の幅が広がっています。Xプレミアム加入によって長尺動画やライブ配信にも対応でき、従来のSNS活用では得られなかった運用自由度も実現可能です。投稿前後の編集・テロップ設計・ハッシュタグ選定など、動画の質と話題性を両立させる設計が鍵となるでしょう。今後もXの動画をうまく活用することで、ブランドの認知拡大やコミュニティ形成につながる可能性が広がります。

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プロフィール
山田智也
経済学部。マーケティングに関する用語解説や手法の紹介を中心に、実務に役立つ情報を発信。 特にデジタル施策に強みを持ち、初心者目線のわかりやすい解説記事を得意とする。
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