【2025年6月最新】TikTokハッシュタグトレンドTOP10|“#暑い”より注目を集めたのはあの人の名前?

TikTokでは、季節や話題の人物・ニュースに連動したハッシュタグが拡散のカギを握っています。2025年6月、どのハッシュタグが注目を集めたのか?投稿数をもとに、バズの背景や拡散理由を徹底調査します。
目次
調査方法について
2025年6月26日現在までの30日間で日本国内のTikTok上で使用された日本語・英語ハッシュタグのうち、投稿数の多い10件をカウント。TikTok内の公開データを基にし、特定のプロモーションを含まない自然発生的なトレンドに限定して抽出しています。
TikTokハッシュタグ投稿数ランキングTOP10【2025年6月】
順位 | ハッシュタグ | 投稿数 |
---|---|---|
1位 | #summersongs | 2K |
2位 | #もんた | 3K |
3位 | #暑い | 4K |
4位 | #ワンエン | 4K |
5位 | #ワンエンオンリー | 3K |
6位 | #naoya | 2K |
7位 | #hayato | 2K |
8位 | #oddlysatisfying | 2K |
9位 | #熱中症 | 1K |
10位 | #国分太一 | 1K |
※投稿数はTikTok上の表示に基づき、K(=1,000)単位で記載。
第10位 #国分太一
投稿数:1K

ジャニーズ関連ニュースが発端か
俳優・タレントとして幅広く活動する国分太一さんの名前がタグ化。2025年6月、旧ジャニーズ事務所に関する再編報道のなかで本人が語ったコメントがSNSで話題になり、関連投稿が急増しました。個人の感想動画や過去の出演映像に編集を加えたファン動画が目立ちます。
第9位 #熱中症
投稿数:1K

情報性の高さで広がった生活ハッシュタグ
梅雨明け前後の猛暑日に急上昇したタグ。「熱中症対策グッズの紹介」や「子ども・高齢者への注意喚起」といった、公共性・啓発性の高い動画が多く、教育系インフルエンサーや医療関係者が活用しました。信頼性の高い情報と、実用性が支持されています。
第8位 #oddlysatisfying(#妙に満足)
投稿数:2K

海外発・癒し系動画の逆輸入ヒット
“奇妙だけど満足感がある”という意味をもつ海外人気タグが日本でも広がり始めました。スライムを切る音や、整然と揃うモノの動きなど、視覚的快感を得られるジャンルで、ビューティー系・DIY系クリエイターが参入。Z世代からの人気が特に顕著です。
第7位 #hayato
投稿数:2K

誰?から拡散された“気になる存在”
「hayatoって誰?」というコメントとともに拡散されたタグ。無所属のクリエイターによるダンス動画がTikTokで爆伸びしたことがきっかけで、真似動画やコラボ企画が急増しました。特定のアイドルや俳優名ではない分、バズに伴う“発見性”が話題を生みました。
第6位 #naoya
投稿数:2K

音楽?人物?曖昧さが逆にバズ要因に
「naoya」というタグは、複数の意味合い(個人名・曲名など)で使われ、トレンド入り。特に音楽クリエイターが投稿した“naoya”名義の楽曲が口コミで拡散し、音源を使ったリップシンク動画が増加。明確なジャンルに縛られない自由な使われ方が特徴です。
第5位 #ワンエンオンリー
投稿数:3K

人気ボーイズグループの正式タグ
ボーイズグループ「ONE N’ ONLY」の正式表記ハッシュタグ。ライブ映像や舞台裏密着、ダンスチャレンジなどが投稿され、公式・ファンともに盛り上げに貢献しました。タグ設計の統一感により、検索性と投稿数の蓄積が促進されました。
第4位 #ワンエン
投稿数:4K

ファンダム発・略称タグが上回る人気
前述の「#ワンエンオンリー」よりも、略称の「#ワンエン」のほうが多く投稿される結果に。カジュアルな投稿や日常への取り入れ方など、ファン同士のコミュニケーションを意識した動画が多く見られます。親しみやすい略語が使いやすさと拡散力を両立させました。
第3位 #暑い
投稿数:4K

“暑さネタ”が共感を呼ぶお約束タグ
6月後半からの猛暑により、「#暑い」は日常投稿の鉄板ハッシュタグに。冷房の効いた部屋と外気とのギャップや、汗だく通勤あるあるなど、共感性を狙ったショート動画が拡散。地域別の暑さ比較なども投稿され、フォーマットの多様性が光りました。
第2位 #もんた
投稿数:3K

「もんた」って誰?音源発のバズ
“もんた”というワードを含む音源がバズの起点に。歌詞の独特さやイントネーションがクセになるとして、リップシンクや“もんた顔”リアクション動画が急増しました。無所属クリエイターの音源ながら、パロディ性とキャッチーさで注目を集めました。
第1位 #summersongs
投稿数:2K

夏のプレイリストがバズの起点に
英語圏から逆輸入されたタグながら、日本のTikTokユーザーの夏投稿にも多用された「#summersongs」が1位に。過去の夏フェス映像から最新のJ-POPまで、多様な楽曲が紹介され、“今年の夏はこの曲”という文化的シェアが広がりました。
今月の注目ポイントは?「名前系タグ」の存在感が際立った6月
2025年6月のランキングで印象的だったのは、「#もんた」「#naoya」「#hayato」といった“名前系ハッシュタグ”の多さです。これらは芸能人や公式キャラではなく、無所属のクリエイターや音源発のワードである点がユニーク。誰?という声が多かったにも関わらず、その“気になる感”が拡散を後押ししました。
また、「#暑い」や「#熱中症」など季節にまつわる共感タグも安定してランクイン。日常のあるあるネタや注意喚起が、身近なテーマとして支持されていることがわかります。
ファンダム系の「#ワンエン」や「#国分太一」も、ライブやニュースをきっかけに一気に話題化。音楽・日常・ファン文化と、多様な背景から生まれたタグがそれぞれに支持される月となりました。
まとめ|2025年6月のTikTokトレンドに共通する3つのパターン
今月のハッシュタグランキングからは、以下の傾向が読み取れます。
1つ目は「季節性のある共感投稿」が引き続き強いこと。2つ目は「略称やあだ名的な呼称が拡散に有利」であること。3つ目は「意味の曖昧さが、逆にユーザーのリアクションを誘発する」というTikTok独自のバズ構造です。計算された拡散よりも、偶発的で“気になる”投稿が、次のトレンドを生む鍵になるといえるでしょう。