世界で最もフォローされているのは誰?X(旧Twitter)フォロワー数ランキングTOP10

SNSの影響力を可視化する代表的な指標の一つが「フォロワー数」です。中でもX(旧Twitter)は、発信のスピードと拡散力の高さから、著名人やリーダーにとって不可欠なプラットフォームとなっています。
この記事では、2025年6月時点で最も多くのフォロワーを持つ世界のXアカウントTOP10をランキング形式で紹介。どんな人物が、なぜフォロワー数を伸ばし続けているのか、その背景や投稿の傾向を分析します。
目次
- 1 調査方法について
- 2 第10位 キム・カーダシアン(Kim Kardashian)
- 3 第9位 レディー・ガガ(Lady Gaga)
- 4 第8位 テイラー・スウィフト(Taylor Swift)
- 5 第7位 ケイティ・ペリー(Katy Perry)
- 6 第6位 ドナルド・トランプ(Donald Trump)
- 7 第5位 リアーナ(Rihanna)
- 8 第4位 ジャスティン・ビーバー(Justin Bieber)
- 9 第3位 クリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)
- 10 第2位 バラク・オバマ(Barack Obama)
- 11 第1位 イーロン・マスク(Elon Musk)
- 12 なぜ“歌手や俳優”より“経営者・政治家”がフォロワー数で優位なのか?
- 13 まとめ|“フォロワー数”から見えてきた3つの成功要因
調査方法について
本ランキングは、2025年6月25日時点での各アカウントのフォロワー数をもとに集計。個人が運営する公式アカウントを対象としており、企業やブランド、機能限定の自動投稿アカウントは除外しています。なお、数値はXの公開プロフィール情報に基づいています。
第10位 キム・カーダシアン(Kim Kardashian)
フォロワー数:7,450万人
セレブ×ビジネス×SNSの先駆者
リアリティ番組で一躍有名になり、その後も実業家・インフルエンサー・法律家として多彩に活躍するキム。投稿内容は自身のライフスタイル、ファッション、ビューティーブランドの裏側など多岐にわたります。炎上を恐れない大胆な姿勢と、高級感あるブランド戦略がフォロワーの好奇心を刺激し続けています。
第9位 レディー・ガガ(Lady Gaga)
フォロワー数:8,186万人
表現と社会的メッセージの両立
レディー・ガガは、唯一無二の音楽性とビジュアルで圧倒的な存在感を放ちつつ、LGBTQ+の権利擁護、メンタルヘルス啓発など社会的なメッセージも積極的に発信。Xではコンサート情報だけでなく、ファンへの感謝や政治的コメントも多く見られ、エンタメを超えた“声を持つアーティスト”として支持を集めています。
第8位 テイラー・スウィフト(Taylor Swift)
フォロワー数:9,367万人
共感と戦略の天才
「スウィフティーズ」と呼ばれる世界中の熱狂的ファンを持つテイラー。アルバムやMVリリースに合わせた巧みなティーザー投稿や、ファンとの交流を重視する姿勢が特徴です。自身の言葉で語る政治的発言やフェミニズム視点の投稿も多く、“等身大で賢い女性像”として多世代から共感を得ています。
第7位 ケイティ・ペリー(Katy Perry)
フォロワー数:10,455万人
エンタメのど真ん中から発信し続ける
ケイティはSNS時代初期からXでの活動が活発で、日常の軽妙なツイートから最新曲のプロモーションまでテンポよく投稿。アーティストでありながらユーモアのセンスに優れ、フォロワーとの距離が近いことが特徴です。時折投稿される素顔や育児関連の内容が、親近感を呼び起こしています。
第6位 ドナルド・トランプ(Donald Trump)
フォロワー数:10,734万人
分断と熱狂の象徴
アメリカ前大統領として異色の存在感を放つトランプ氏。彼の投稿はニュース性が高く、メディア報道とSNSの境界線を揺るがす影響力を持っています。直接的な表現や論争的な内容が多く、支持・不支持を超えて常に注目を集めており、フォロワー数の多さはその“炎上力”を如実に示しています。
第5位 リアーナ(Rihanna)
フォロワー数:10,772万人
美と知性を併せ持つポップアイコン
音楽活動に加えて、自身がプロデュースする「Fenty Beauty」やランジェリーブランド「Savage X Fenty」で大成功を収めたリアーナ。投稿は美しいビジュアルだけでなく、ビジネス展開の裏側や育児・社会問題への発言も含みます。多面的な魅力が支持され、“共感できる強さ”を持つアカウントとして存在感を放っています。
第4位 ジャスティン・ビーバー(Justin Bieber)
フォロワー数:10,862万人
成長を共有する等身大のスター
若干13歳で世界的スターになったビーバー。Xではファンへの感謝や人生の振り返り、信仰に関するメッセージを真摯に投稿し、年齢とともに進化する“人間ジャスティン”の姿をリアルタイムで届けています。リスクを恐れず心情をシェアする姿勢が、フォロワーの感情に深く刺さる理由です。
第3位 クリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)
フォロワー数:11,554万人
スポーツ界の“世界ブランド”
ロナウドはただのアスリートではなく、グローバルマーケティングの象徴。Xでは試合結果の速報やプライベート写真、子どもたちとの様子など、完璧主義な一面と人間味あふれる日常をうまくバランスよく投稿。あらゆる世代・地域のファンにアプローチする投稿設計が際立っています。
第2位 バラク・オバマ(Barack Obama)
フォロワー数:13,018万人
言葉の力を信じるリーダー
元大統領でありながら、X上では柔らかく温かみのある言葉で支持を集めるオバマ氏。世界的な出来事や人権問題に対する冷静な意見や励ましの言葉が多く、混乱した時代における“理性的で包容力のある声”として機能しています。投稿頻度は高くないものの、一つ一つが深い印象を残します。
第1位 イーロン・マスク(Elon Musk)
フォロワー数:22,112万人
カオスと発明の中心にいる男
X社のオーナーであるイーロン・マスクは、テスラやSpaceXといった企業経営の枠を超え、ミーム、政策批判、自虐ネタ、重大発表などを一人で操るSNS界の“現代の王”。投稿はしばしば投資家やメディアの動きを左右する影響力を持ち、まさに「一言で世界を動かす男」です。Xの投稿機能の限界を最も活用している人物と言えるでしょう。
なぜ“歌手や俳優”より“経営者・政治家”がフォロワー数で優位なのか?
今回のTOP10を見ると、ミュージシャンや俳優を抑えてイーロン・マスクやバラク・オバマが上位を占めています。その理由は、「公共性」「発言の社会的インパクト」「時事性」にあります。特にイーロン・マスクはXというプラットフォームそのもののオーナーであり、彼の投稿が“メディア”そのものとして機能している点が他と一線を画します。また、彼らは単に話題になるだけでなく、自身の企業活動や政策、価値観と投稿が直結しており、日常的に「行動と言葉が一致する」ことが、深い支持を生んでいます。
まとめ|“フォロワー数”から見えてきた3つの成功要因
2025年6月時点のXフォロワー数ランキングは、単なる人気者のリストではありませんでした。上位にランクインした人物たちには、SNS時代ならではの影響力の築き方が共通して見られます。以下に、特に際立っていた3つの成功パターンを整理します。
- 社会的な影響力を持つ立場がフォロワーを引きつける
イーロン・マスクやバラク・オバマのように、経済・政治・テクノロジーの分野で大きな影響を持つ人物は、その発言自体が世界的ニュースになります。こうした投稿には速報性と公共性があり、多くのユーザーが注視することで自然とフォロワーが集まります。 - “本人の言葉”で語る投稿が共感と信頼を生む
上位アカウントの投稿には、発信者自身の価値観や感情がにじんでおり、読者に「この人自身が書いている」と思わせる力があります。演出された広報的メッセージよりも、素直でリアルな語りがファンとの心理的距離を縮め、長期的な支持につながっています。 - 感情と時事性をかけ合わせた投稿が拡散を生む
単なる日常報告ではなく、ユーモアや怒り、社会的メッセージを含んだ投稿がリポストされやすく、フォロワー以外の層にも届きやすくなります。政治発言やビジネスの舞台裏、社会課題に対する提言など、“今”に反応した投稿が拡散の起点となっていました。
このランキングから見えてくるのは、「影響力」と「人間らしさ」をどうバランスよく発信できるかが、現代のSNSで支持を集める最大の鍵だということです。ただ有名であるだけではフォロワーは増えず、“言葉で何を伝えるか”が評価される時代に入っているのです。