2024年で1番リポストされた投稿とは?X(旧Twitter)国内バズ投稿ランキングTOP5を徹底調査!

2024年で1番リポストされた投稿とは?X(旧Twitter)国内バズ投稿ランキングTOP5を徹底調査!
SNSで爆発的に拡散される投稿には、一体どんな秘密があるのでしょうか?
2024年に日本で最もリポストされたX(旧Twitter)投稿TOP5を調査し、それぞれの投稿がなぜ人々の心を動かし、拡散されたのかを分析しました。
数十万ものリポストを生んだ投稿から、現代のバズの傾向を読み解いていきます。
目次
検証方法
2025年6月19日時点で、日本国内のX(旧Twitter)における2024年のリポスト数上位投稿を独自に調査。投稿内容と反応傾向から、拡散要因を分析しました。
第5位:田中光さん訃報に関する家族投稿
2024年に日本で5番目にリポストされた投稿は、声優・田中敦子さんの親族である田中光さんによる訃報報告の投稿でした。
リポスト数:22万件
「いつもお世話になっている皆様へ」という静かな一文から始まるこの投稿は、多くのアニメファンや関係者にとって大きな衝撃と悲しみをもたらしました。シンプルで落ち着いた文面でありながら、故人への敬意と喪失感がにじむ投稿内容が、自然なリポストの連鎖を生みました。ファンにとっての追悼の場としても機能し、多くの引用や感謝のコメントが寄せられました。
第4位:いのまたむつみさん訃報に関する家族投稿
2024年に日本で4番目にリポストされた投稿は、著名イラストレーター・いのまたむつみさんのご家族による訃報報告でした。
リポスト数:23万件
ファンや関係者に向けて丁寧な言葉で伝えられたこの投稿は、多くの共感と哀悼の意を呼び起こしました。直接的な一次情報であったこと、また作品を通して深く愛された人物であったことから、静かに、しかし確実に人々の心に届いた投稿です。温かく誠実な文面が、自然な形でリポストという共感の連鎖を生みました。
第3位:やす子の「寒さ対策」ライフハック投稿
2024年に日本で3番目にリポストされた投稿は、やす子さんによる災害時の寒さ対策を紹介したツイートでした。
リポスト数:27万件
お笑い芸人として知られるやす子さんが、年始に発生した震災を受けて発信した防寒の知恵は、多くの人にとって実用的かつ助けになる情報でした。カイロの貼り方や新聞の使い方など、誰にでもできる内容が画像付きで簡潔にまとめられていたことが、拡散の後押しとなりました。また、彼女の真摯なキャラクターが投稿全体の信頼感を支え、多くの人が「人のためになる情報」としてリポストしたことがうかがえます。
第2位:ローソン「もっちりクレープ無料」キャンペーン
2024年に日本で2番目にリポストされた投稿は、ローソン公式アカウントによる無料キャンペーン告知でした。
リポスト数:36万件
「この投稿をリポストすると、抽選で毎日1万人にクレープが当たる」という明快な内容と、参加の手軽さが大きな拡散を生みました。無料でスイーツがもらえるという魅力に加え、投稿が行われたのがバレンタインデー当日という話題性の高いタイミングだったことも功を奏しました。誰もが気軽に参加でき、すぐに結果がわかる仕組みはリポスト行動を強く促進し、企業アカウントとしては異例の拡散力を記録しました。
第1位:いのまたむつみさんの訃報(ドラゴンボール公式発表)
2024年に日本で1番リポストされたのは、ドラゴンボール公式アカウントによるいのまたむつみさんの訃報発表です。
リポスト数:62万件
いのまた氏の訃報はすでに家族からも発信されていましたが、ドラゴンボールという国民的作品の公式からの発信であったこと、そして丁寧な追悼文に多くのファンが共感を示したことで、さらに広範に拡散されました。公式発表であることが情報の確実性と信頼性を高め、多くのメディアやファンが安心して引用・共有できる形式であったことも、リポスト数を押し上げた要因です。
【注目ポイント】なぜ「公式発表」は個人投稿よりも多くリポストされたのか?
同じ訃報でも、家族からの個人投稿(第4・第5位)と公式発表(第1位)では、リポスト数に大きな差が生じました。これは「発信元の信頼性」と「引用のしやすさ」が、SNS拡散における非常に重要な要素であることを示しています。
公式アカウントは広いフォロワー層を持ち、情報の一次ソースとして位置づけられるため、多くのメディアや一般ユーザーが安心してリポストできます。個人の投稿は感情的な共感を呼びやすいものの、情報拡散の基盤としてはやや限界があることも今回のデータから読み取れます。
まとめ:バズ投稿に共通する3つの法則
2024年のリポスト上位投稿には、以下のような明確な共通点が見られました。
① 感情・共感を喚起する投稿が強い
訃報や感謝のメッセージ、命を守る情報など、心を動かす内容は自然と多くの人に共有されます。人の思いに共感し、それを届けたいという動機がリポスト行動につながります。
② 実用性や公共性があると広がりやすい
役に立つ情報、特に災害時の対策やお得なキャンペーンなど、誰かにとって有益な投稿は、拡散によって“助け合い”や“得を分け合う”感覚を生み、リポストの原動力になります。
③ 信頼性のある発信元はリポストされやすい
企業の公式アカウントや著名人など、信頼できる発信者からの情報は、安心して他者に伝えられるため、広がるスピードも桁違いです。特にニュース性の高い内容ではこの傾向が顕著です。
こうした要素が組み合わさった投稿は、単なる情報発信ではなく、「拡散されるべくしてされた」コンテンツとして、SNS上でバズを生み出しています。