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X(旧Twitter)企業・行政公式アカウント フォロワー数ランキングTOP15!バズる公式アカウントの共通点とは?

X(旧Twitter)企業・行政公式アカウント フォロワー数ランキングTOP15!バズる公式アカウントの共通点とは?

SNSで拡散される投稿の裏には、共感される発信力と設計があります。
中でもX(旧Twitter)の公式アカウントは、情報発信力・ブランド力・運用設計が問われる領域です。今回は2025年11月時点のフォロワー数に基づき、企業・行政系アカウントのTOP15をランキング形式で紹介します。なぜ拡散されるのか、どんな特徴があるのかを探っていきます。

調査方法について

2025年11月時点でXに存在する企業・行政系の認証済み公式アカウントを対象に、フォロワー数を基準として独自に集計しました。芸能人・個人・ファンアカウントは除外しました。なお、数値はXの公開プロフィール情報に基づいています。

第15位 tenki.jp

フォロワー数:約260万人

気象情報の信頼感と速報性が強み

tenki.jpは日本気象協会が運営する気象情報専門アカウントです。地震や台風、花粉情報まで網羅し、速報性と信頼性の高さで日常生活に密着しています。災害時の拡散力も高く、フォローして損のない“防災インフラ”として定着しています。

第14位 首相官邸(災害・危機管理情報)

フォロワー数:約306万人

国家公式アカウントの安心感

内閣官房が運営する防災情報アカウントです。地震速報や津波警報など、“本当に必要なときにだけツイートされる”設計が信頼性を強化しています。無駄な投稿を一切省いた硬派な運用方針が逆に評価されています。

第13位 ケンタッキーフライドチキン🍗

フォロワー数:約312万人

ゆるさ×キャンペーンの巧みな融合

KFCの公式Xは、チキンの魅力をユーモラスに伝える投稿が特徴です。イラストや語り口に“人間味”があり、限定商品の告知やキャンペーンもうまく拡散されています。企業感を感じさせない“親しみやすさ”が好感を得ている理由です。

第12位 鬼滅の刃公式

フォロワー数:約329万人

国民的アニメの発信力

アニメ『鬼滅の刃』の最新情報を発信するアカウントです。新作エピソードやキャラビジュアルの公開時はリポストが急増し、ファンコミュニティの中心となっています。作品世界観を壊さない投稿運用が高評価されています。

第11位 Fashion Press

フォロワー数:約351万人

トレンド感度の高いファッション特化型

国内外の最新ファッション情報をいち早く紹介するメディアアカウントです。ビジュアルの美しさとキャプションのシンプルさが拡散されやすく、若年層を中心に人気です。コレクションやコラボ情報の発信源としても活用されています。

第10位 NHKニュース

フォロワー数:約354万人

情報の即時性と信頼のバランス

NHKの報道部門によるニュース速報アカウントです。淡々としたトーンながら、信頼感と速報性の高さで拡散力を維持しています。政治や災害情報だけでなく、社会ネタや文化トピックまで広くカバーしています。

第9位 東京ディズニーリゾートPR【公式】

フォロワー数:約367万人

世界観を壊さない上質な運用

東京ディズニーリゾートの情報を発信する公式アカウントです。パーク内の最新情報からイベント、グッズ紹介まで幅広くカバーし、画像や文章のクオリティが高いことで知られています。ブランド価値を保ちつつファンとの接点を築いています。

第8位 モンスターストライク公式(モンスト)

フォロワー数:約374万人

ゲームの更新×ネタ要素のバランス感

モンストの公式アカウントは、ゲーム内の更新情報に加え、ネタ画像や自虐ネタなど“遊び心”あふれる投稿が拡散されやすい特徴があります。フォロワーとの双方向性を意識した運用も支持されています。

第7位 日本経済新聞 電子版(日経電子版)

フォロワー数:約401万人

経済情報の信頼ブランド

経済ニュースの要点をまとめて発信するアカウントです。難解になりがちな経済ニュースを簡潔に伝える投稿スタイルが支持されており、ビジネス層の拡散力を獲得しています。速報性と分析のバランスも秀逸です。

第6位 任天堂株式会社

フォロワー数:約559万人

世界的IPの魅力で拡散力抜群

ゲーム関連の新作発表やイベント情報を中心に発信しています。スーパーマリオやポケモンといった世界的人気IPの強さを背景に、投稿内容がすぐにグローバルで拡散されます。公式情報に対するファンの期待値も非常に高いです。

第5位 ファミリーマート

フォロワー数:約592万人

親しみやすい“ファミマの中の人”運用

コンビニ業界でユニークさが際立つのがファミリーマートです。限定商品の紹介に加えて、季節ネタや“自虐風”の投稿がバズを呼びます。「中の人」感のある投稿がファンを惹きつけており、UGC誘導も巧みです。

第4位 セブン‐イレブン・ジャパン

フォロワー数:約661万人

商品力と訴求力の相乗効果

セブンの強みは、発売前の新商品紹介やキャンペーン投稿のタイミングにあります。商品写真のクオリティが高く、投稿1つで「食べたい!」という感情を引き出す設計になっています。リポスト数も高水準を維持しています。

第3位 ローソン

フォロワー数:約888万人

ゆるキャラ×トレンドの掛け算

ローソンは「からあげクン」などキャラクターを活かした投稿が人気です。トレンドネタやSNS独自の文脈を上手く取り入れ、企業っぽさを感じさせない投稿が好印象です。イラストやGIFを活用した投稿設計も巧みです。

第2位 スターバックス コーヒー

フォロワー数:約943万人

“世界観×タイミング”の頂点

スタバの公式Xは、ビジュアル・文体・タイミングすべてにおいて洗練された運用が特徴です。新商品の発表はもちろん、季節感や感情に寄り添う文面がフォロワーの共感を呼びます。ブランドの世界観を壊さず、むしろSNS上で強化している好例です。

第1位 マクドナルド

フォロワー数:約958万人

拡散設計のプロフェッショナル

商品の情報を出すだけでなく、“バズる投稿設計”が非常に上手いアカウントです。語りかけ風のツイートや、タイムリーな社会ネタを絡めた投稿は拡散されやすく、多くのUGCや引用リポストを生んでいます。ブランド戦略とSNS感度の高さが際立ちます。

なぜtenki.jpよりKFCの投稿がバズるのか?

tenki.jpは「必要性」に基づいた公共性の高い運用で、情報の正確さが強みです。一方、KFCは“楽しい”“おいしそう”といった感情に訴える投稿が多く、エンタメ的な設計になっています。感情訴求型の投稿はリポストされやすく、結果として拡散力に差が出ているのです。

まとめ:上位に共通するバズの3要素

X上でフォロワー数を伸ばしているアカウントには、以下の共通点があります。

投稿に感情のフックがある(かわいい・おいしそう・笑える)
リポストされる設計(画像・文体・タイミング)を重視している
ブランド世界観とユーザー体験が矛盾しない

ただ情報を出すだけでなく、「どう届けるか」「どんな声が返ってくるか」を計算に入れた運用が、Xにおける成功の鍵となっているようです。

プロフィール
吉田一貴
マーケティング支援会社での10年以上の経験。 各種マーケティングに精通し、累計運用額50億円以上・30媒体以上の実績を誇る。
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