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生成AI利用者の82.7%が実際に商品を購入|生成AIが消費行動に与える影響を徹底調査【GMO AI最適化ブースト 実施】

2026.02.06AIO
生成AI利用者の82.7%が実際に商品を購入|生成AIが消費行動に与える影響を徹底調査【GMO AI最適化ブースト 実施】

調査背景

検索体験がLLM(大規模言語モデル)中心へと移行する中、「調べ方そのもの」が消費行動を左右し始めています。ChatGPTなどの生成AIの普及により、ユーザーは複数サイトを閲覧するのではなく、AIとの対話だけで情報収集や購買判断を行うケースが増えています。

従来型SEOを前提とした意思決定プロセスはなお有効ですが、AIの回答が初期判断をどこまで動かし、実購買にどれほど影響しているのかは、業界でも十分に把握されていません。企業のマーケティング領域では「LLMO」への関心が高まる一方、その投資効果を見極める基礎データが不足しているのが現状です。

今回の調査では、1,042名を対象に、購買検討における生成AI活用の実態や満足度、購買転換率、今後の利用意向を包括的に捉え、変化する消費行動の姿を明らかにしました。

調査の概要

調査期間:2025年10月14日~15日
調査対象: 国内在住の18~59歳の男女(一般消費者)
有効回答者数:1,042名
調査機関: 株式会社クロス・マーケティング「QiQUMO」
調査主体:GMO NIKKO株式会社(GMO AI最適化ブースト)
調査方法:インターネットリサーチ(オンラインパネル)
調査元記事URL:https://www.koukoku.jp/truemarketing/aio/202512/

※本調査データを引用される場合は、出典元として「GMO NIKKO株式会社」の明記と調査元記事URLの記載をお願いいたします。

生成AIの利用は53.9%が未経験、日常利用者は10%未満

生成AIの利用状況を尋ねたところ、生成AIの経験ありは46.1%で、その中でも月1回以上利用する人が32.9%でした。一方、生成AIの使用経験がない人は53.9%で、利用者と非利用者がほぼ半々という結果です。

Q1 生成AI利用頻度

この結果から、生成AIはまだ普及の初期段階にあり、日常的に活用している層は限定的であることが明らかになりました。しかし、一度使い始めた人の多くが継続的に利用している傾向も見て取れ、今後の市場拡大の余地は大きいと考えられます。

生成AI利用の中心はプライベート、仕事での活用は30%に留まる

生成AIの利用シーンについて尋ねたところ、「主にプライベート」が56.6%と過半数を占めました。「主に仕事(学生は勉強)」は30.0%、「両方で同じくらい」は13.4%という結果になりました。

Q2 利用シーン

現時点では個人の日常生活での利用が中心で、ビジネスシーンでの活用は発展途上にあります。仕事での利用には企業のセキュリティポリシーが障壁となっている可能性がある一方、個人利用では気軽に試せることが普及を後押ししていると考えられます。

AI利用者の59.2%がChatGPTを選択

普段最もよく使っている生成AIについて尋ねたところ、ChatGPTが59.2%と圧倒的でした。2位はGeminiで21.0%、3位はCopilotで11.4%、以降はGrok2.6%、Claude2.0%、Perplexity1.7%という結果になりました。

Q3 利用AIサービス

ChatGPTが約6割のシェアを持つ背景には、早期の市場投入と「生成AI=ChatGPT」という強いブランド認知があると考えられます。
上位3サービスで市場の91.6%を占めるなど寡占が進んでおり、新規参入には依然として高いハードルが存在します。

生成AIで商品情報を収集する人は72.3%、購買検討に活用

購入や利用、予約などを検討している商品等について、情報収集や購買検討の目的で生成AIを利用するか尋ねたところ、「よく利用する」21.9%、「たまに利用する」50.4%で、合計72.3%が利用していることがわかりました。「全く利用しない」は27.7%でした。

Q4 検討目的利用

72.3%という数字は、多くの消費者が既に購買プロセスに生成AIを組み込んでいることを示しています。検索エンジンやレビューサイトに加え、生成AIが第三の情報源として機能し始めているといえるでしょう。

生成AIの回答は91.1%が参考にする、購買意思決定に影響

購入や利用、予約などを検討している商品等について、情報収集や購買検討の目的で生成AIを利用するか尋ねたところ、「よく利用する」21.9%、「たまに利用する」50.4%で、合計72.3%が利用していることがわかりました。「全く利用しない」は27.7%でした。

Q5 検討の参考度

すなわち、生成AIの回答品質が実用レベルに達していることを示しています。ただし「まあ参考になった」が多数を占めることから、ユーザーは回答を鵜呑みにせず、批判的な視点を持って情報を受け止めていることが分かるでしょう。

82.7%が生成AIの回答から実際にその商品やサービスを購入

生成AIの回答結果が実際の商品等の購入や利用、予約といった行動につながったことがあるか尋ねたところ、「よくある」21.4%、「たまにある」61.3%で、合計82.7%が購買につながった経験があると回答しました。「全くない」は17.3%でした。

Q6 行動への影響

82.7%が実際に購買行動につながるというデータからは、生成AIは単なる情報収集ツールではなく、実際の購買行動を促すきっかけになっていることが分かります。
この結果は、企業のマーケティング戦略において生成AIでの露出や評価が売上に直結する可能性を示唆しています。

商品の詳細情報収集が最多、比較検討や価格調査にも活用

生成AIで商品・サービスの情報収集や購買検討をする際の目的について尋ねたところ、「特定商品の詳細情報収集」が56.0%でトップでした。次いで「複数候補の比較」44.4%、「販売価格の調査」29.8%という結果になりました。

Q7 情報収集目的

利用者は購買プロセスの複数段階で生成AIを活用しており、情報収集から比較、価格調査、購入場所の探索までの一連の流れをAIで完結させているといえそうです。
その一方で、「AIのおすすめ」が最も低いのは、ユーザーが主体的に判断したいという意識の表れがうかがえます。

今後の利用意向は84.6%、生成AIによる購買支援への期待大

購入や利用、予約などを検討している商品・サービスについて、情報収集や購買検討の目的で今後生成AIを利用したいか尋ねたところ、「とても利用したい」24.5%、「まあ利用したい」60.1%で、合計84.6%が利用意向を示しました。

Q8 今後の利用意向

Q4における現在の利用率72.3%と比べて12.3%高く、市場拡大の余地が明確です。まだ購買検討に使っていないが、今後使いたいと考える潜在層が一定数存在します。
この高い利用意向は、前述の満足度91.1%や購買転換率82.7%に裏付けられており、今後利用が広がるにつれ評価も高まっていくことが期待できるでしょう。

検索エンジンのAI機能、利用者は24.1%

検索エンジン(Google、Yahoo!など)のAI機能をよく使うか尋ねたところ、「はい」が24.1%、「いいえ」が75.9%でした。

Q9-1 検索AI利用

この数字は、生成AIサービス全体の利用率46.1%と比べて大幅に低い結果です。生成AIは使うが、検索エンジンのAI機能は使わないという層が多いことがわかります。
低利用率の背景には、認知度の低さや用途による使い分け(簡単な検索は従来通り、複雑な質問は専用サービス)などが考えられるでしょう。

AI回答で満足する人が57%、検索結果のクリック率低下の可能性

検索エンジンのAI回答に満足して他の検索結果をクリックしないことがよくあるか尋ねたところ、「はい」57%、「いいえ」43%でした。

Q9-2 AI回答で完結

AI回答だけで満足しリンク先を閲覧しない「ゼロクリックサーチ」現象は、SEO業界やWebメディアにとって脅威となる可能性があります。
この結果から、従来のSEO対策だけでは不十分で、AI回答に自社情報が含まれるような施策(LLMO)が今後重要になると言えるでしょう。

検索AIの回答への信頼度は31.6%、慎重な姿勢も

検索エンジンの検索に対するAIの回答結果が信頼できるか尋ねたところ、「はい」31.6%、「いいえ」68.4%という結果でした。

Q9-3 回答結果の信頼度

約7割が信頼できないと回答したことは、生成AIサービスへの満足度91.1%と対照的です。同じAI技術でも、検索エンジンにおけるAI機能は専用サービスほど信頼されていないことがわかります。
今後、技術改善により信頼度は徐々に上昇する可能性がありますが、専用サービスとの差は残る可能性もあり、用途による棲み分けが進むと予想されます。

本調査の考察・展望

ここまでの調査結果を踏まえ、最後に生成AIの利用状況や購買行動への影響について考察し、今後の市場展望を整理します。利用者の動向や意識の変化から、生成AIがどのように日常生活やビジネスに浸透していくのか、その可能性を探っていきます。

【未使用53.9%も、利用者の満足度は91.1%—体験格差が示す普及の可能性】

本調査では、生成AIを「一度も利用したことがない」と回答した人が53.9%と過半数を占めました。一方で、実際に利用した人の多くが高い満足度を示しており、特に商品情報収集における満足度は91.1%、購買転換率は82.7%と、生成AI利用者の評価は非常に良好です。

この結果から、生成AIはまだ一般層への浸透が十分ではないものの、利用経験者のポジティブな印象を起点として、今後普及が加速すると考えられます。実際に、未経験者の中にも潜在的なニーズは存在しており、適切な情報提供やユースケースの訴求によって、利用のハードルは下がっていくでしょう。

また、「今後利用したい」と回答した人が84.6%に達しており、現在の利用率72.3%を12.3ポイント上回っています。この数字は市場としての拡大余地が依然大きいことを示しており、生成AI市場は本格的な成長期へ移行しつつあると言えるでしょう。特に購買行動における生成AIの活用という明確な価値提案が、今後の普及を後押しする重要な要素になると考えられます。

【82.7%が実購入—生成AIが生む新たな購買導線とLLMO対策】

本調査では、生成AIを利用して商品やサービスの情報を収集している人が72.3%に達し、多くの消費者が購買プロセスの初期段階でAIを活用していることが分かりました。さらに、その回答内容に「満足している」と答えた人が91.1%と非常に高く、AIが提供する情報が購買検討において大きな役割を果たしています。

加えて、AIの回答を参考に実際に商品・サービスを購入した人は82.7%にのぼり、生成AIが消費者の購買意思決定に直接的な影響を及ぼしていることが明確に示されました。この流れは、「情報収集 → 満足 → 購買」という一連の行動がAIを通じて形成されていることを意味し、生成AIが新たな購買導線として確立しつつあることを示しています。

企業にとって、生成AIは無視できないマーケティング接点となりつつあり、今後はAI経由の購買行動への最適化が重要な課題となるでしょう。

本調査のまとめ

生成AIは商品の情報収集や比較検討に広く用いられ、7割以上が購買検討に利用し、9割がその回答を参考にするなど、意思決定への影響が大きいことが明らかです。実際、8割以上が生成AIを通じて商品・サービスを購入しており、情報収集から価格調査、比較まで幅広く活用されています。

検索エンジンのAI機能は利用率が約4分の1にとどまるものの、回答への満足度は半数を超えており、今後は検索行動や購買行動への変化も想定されます。一方で、AI回答への信頼度は約3割にとどまり、慎重な姿勢も残っています。

総じて、生成AIは進化の途上にあり、今後も利用拡大の波が到来することが予測されます。利用意向が8割を超えていることから、今後の市場拡大や、生成AIを活用した購買支援の可能性は非常に高いと言えるでしょう。

参考:企業のLLMO対策実態調査 / BtoB担当者の4割がWebアクセス減少を実感 ― AI時代の企業サイトの実態と対策調査 | デジタル化の窓口

GMO NIKKO株式会社とは

GMOインターネット株式会社の連結会社であるGMO NIKKO株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長執行役員:佐久間勇)は、デジタルマーケティングを強みとする総合マーケティング支援会社です。

Web広告運用、SEO、SNSマーケティングなど多岐にわたるデジタル施策を通じて、企業のオンラインビジネス成長を支援しています。

詳細:GMO NIKKO株式会社

AI最適化ブーストとは

GMO NIKKO株式会社が手掛ける「AI最適化ブースト」とは、生成AIが企業や製品に関連する情報を正確に参照・推奨することを優先するように最適化を行うサービスです。

自社の記事や実績がAI上で自然に参照されやすくなり、ブランド価値の向上や情報発信の強化につながります。

詳細:GMO AI最適化ブースト | GMO NIKKO株式会社

ライター:中村 仁紀(なかむら にき)
AI検索事業グループ ディレクター 兼 LLMO(AIO)コンサルタント
2024年12月よりLLMO領域に従事し、生成AI検索に最適化した情報設計とAI引用戦略を推進。
SEO基盤とLLM特性を統合したアプローチで、企業のAI経由トラフィック創出と指名ポジション構築を支援。
Niki Nakamura LinkedIn

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