マーケティングコラム

「デジタル人材」になるには?~デジタル人材育成支援EXPOに行ってみた~

2022.07.01Column
「デジタル人材」になるには?~デジタル人材育成支援EXPOに行ってみた~

デジタル人材とか、DX人材という言葉を聞かない日はないくらいに、このようなキーワードをよくみかけます。
弊社でも、今まで以上にお客様のために成長しようということで、デジタル人材になるためのコンテンツを少しずつ構築し社内展開している最中となります。
そんな折、5月に開催された「デジタル人材育成支援EXPO」に行ってきましたので、そのレポートをしながらいろいろと探っていきたいと思います。
そもそも、デジタル人材ってどんな人?デジタル人材って私もならないといけないの?デジタル人材になるためにはどうしたらよいの?などとお考えの方は、このまま読み進めて頂ければと思います。

【目次】

 ※本記事は2022年6月24日時点の各種情報に基づいて作成しています。


1.デジタル人材とは?



まずはじめに、「デジタル人材」とは、そもそも何でしょうか?
いくつかみてみたいと思います。

・経済産業省

産業界において、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を進めるためには、ユーザー企業等においてデジタル技術をビジネスにどう生かすかを考える人材が不可欠
※明確な定義は議論中のようです。
※引用:デジタルスキル標準|経済産業省

・HRpro

“最新のデジタル技術を駆使して、企業や従業員に価値を提供できる人材”を指す言葉として使われることが多い

※引用:HRの注目ワード徹底解説|HRpro

・Schoo for Business

最新のデジタル技術を駆使して、企業や所属する従業員に新しい価値を提供する存在

※引用:デジタル人材とは?求められるスキルと育成・定着のポイントを解説|Schoo

・三菱総合研究所

DXの推進を担う多様な人材の総称です。エンジニアやデータサイエンティストだけがデジタル人材ではありません。
DX推進に必要なスキルには、データサイエンスやエンジニアリングといった技術系スキルと、ビジネス系の「ビジネス・サービス設計」「組織・プロジェクト管理」のスキルがあります。

※引用:DX推進のカギとなる「デジタル人材育成」|三菱総合研究所

また、デジタル人材育成支援EXPOにブース出展もされていた「デジタルリテラシー協議会」では、「Di-Lite」というものを定めています。
・「Di-Lite」

「デジタルを使う人材」であるために、全てのビジネスパーソンが、共通して身につけるべきデジタルリテラシー範囲

※引用:デジタルリテラシー協議会

具体的な中身として現在は、「ITソフトウェア領域」「数理・データサイエンス領域」「AI・ディープラーニング領域」の3領域を学習範囲として推進されています。

デジタル人材定義

本記事では、「デジタル人材」を以下として進めていきたいと思います。
■定義:デジタル技術をビジネス活用できる人材

また大きく以下2つのスキルが必要になるという認識でみていきます。
■デジタル人材に必要なスキル
・デジタル技術のスキル
・ビジネスに関するスキル


2.デジタル人材が叫ばれている背景


次に、こんなにも「デジタル人材」と叫ばれている背景をみていきます。
大まかには、以下の流れであると認識しています。

■流れ
・2025年の崖
 ↓
・企業が生き残っていく為に、DXが不可欠
 ↓
・DXを実現する為に、デジタル人材が必要
 ↓
・デジタル人材育成、リスキリングなどが流行っている

参考:DXレポート|経済産業省

そして、デジタル人材が必要な理由としては、以下のように考えています。

■本当に大丈夫?
①技術に関しては、最新のものまでしっかり把握し使いこなすことが出来るので大丈夫!?
技術を知っていても、実際のビジネスの中身、課題、解決策などを見いだせないと、
自社のビジネスへ技術を活用することは難しいのではないでしょうか。

②自社のビジネス領域に関する知見は誰にも負けないので大丈夫!?
自社のビジネスに精通されている方も、いろいろな技術によって実現可能な内容を知らない場合は、
自社ビジネスのお客様にとって、最も適した解決策の提案は出来ないかもしれません。

よって、両面で広く知識をもっていることが重要になってくると思います。


3.デジタル人材育成支援EXPOへの出展企業



このような状況の中、デジタル人材育成を支援するサービスにはどのようなものがあるのかを見ていきたいと思います。
まずはデジタル人材育成支援EXPOにどのような企業が出展していたかをご紹介いたします。

■デジタル人材育成支援EXPO出展企業(順不同)
スキルアップAI
デジタルリテラシー協議会
AVILEN
シナジーマーケティング
SIGNATE
船井総研コーポレートリレーションズ
アビームコンサルティング
リンプレス
アイデミー
インターネット・アカデミー
トレノケート
ネットラーニングデータミックス
ウチダ人材開発センタ
日本電気(NEC)
Modis
ベネッセコーポレーションUdemy
パーソルグループ
ファウンダーズ
ソニーネットワークコミュニケーションズ

デジタル人材育成支援EXPOのマップ

それでは、この中からいくつかサービスの内容をみていきたいと思います。


4.各出展企業のデジタル人材育成サービス内容



▼AIに重点
・事例1:スキルアップAI株式会社
【サービス名】スキルアップAI
【学べるスキル】AI、その他関連講座
【サービス概要】実践的な機械学習スキルを学べる、AI時代の学習プラットフォーム
【特徴】AIを体系的に学べる日本初のプログラム、日本ディープラーニング協会認定第1号プログラム、実際のビジネスデータセットを用いた超実践的カリキュラム、全ての講座がオンラインで受講可能!、目的の明確化と実務経験豊富な講師陣による徹底サポート、あなたのニーズにマッチしたAI求人をご紹介、様々なイベント開催によるネットワークの機会

・事例2:株式会社AVILEN
【サービス名】AI人材育成オンライン研修
【学べるスキル】AI、データサイエンス
【サービス概要】DX・AIリテラシー獲得や機械学習エンジニア育成、AI資格の対策まで。
【特徴】AI開発PoC成功率100%のプロが教える、社員向けAI研修。

・事例3:株式会社アイデミー
【サービス名】Aidemy
【学べるスキル】AI
【サービス概要】ブラウザを開いて10秒で学習を開始できる先端技術のラーニングサービス。
【特徴】目的に応じて手軽に始められるのが特徴の法人向けにEラーニングサービス。個人向けには、会員登録をいただくことで、AIに必要な数学やPythonの入門講座を無料で受講可能。

▼データサイエンスに重点
・事例4:株式会社SIGNATE
【サービス名】SIGNATE Quest
【学べるスキル】AI、データサイエンス
【サービス概要】実践形式で学ぶAI / データサイエンス
【特徴】様々な業界が抱えるリアル課題を擬似体験できる、学びと実践を繰り返しながら効果的に学べる、リテラシーから実務までレベルに合わせて受講できる

・事例5:株式会社データミックス
【サービス名】データサイエンティスト育成講座
【学べるスキル】データサイエンス
【サービス概要】データサイエンスが学べる日本屈指のビジネススクール
【特徴】どのように思考して技術を適用すれば良いのかをビジネスケースを通じて学習、自分の手を動かす学習、質問しやすい環境をつくるための少人数制クラス、経験豊富な講師陣

▼IT、ビジネス系
・事例6:株式会社リンプレス
【サービス名】DX人材育成サービス
【学べるスキル】ビジネス、IT関連など
【サービス概要】デザイン思考やIT企画、プロジェクトマネジメント、機械学習・データ分析 など幅広いコンテンツを用意
【特徴】講義と実践ワーク・ハンズオンで学習の質を最大化、実績豊富なコンサルタントやデータサイエンティストが研修を実施、実践的・実用的なスキルやノウハウを習得できる

・事例7:インターネット・アカデミー株式会社
【サービス名】インターネット・アカデミー
【学べるスキル】プログラミング、デザイン、マーケティング
【サービス概要】日本初Web専門スクール。プログラミング、デザイン、マーケティングの大きく3つのコースあり。
【特徴】国内有数の実績を持つWeb制作会社が母体のため、実践で役立つ知識とスキルが学べます。Web技術の世界最高位の団体「W3C」のメンバーとして、現場インストラクターが世界で活躍中。グローバルに通用するスキルと自らの世界を拡げるチャンスを手にすることができます。

・事例8:トレノケート株式会社
【サービス名】トレノケート
【学べるスキル】ITとビジネススキル
【サービス概要】研修、オンライントレーニングなど。ITとビジネススキル修得のための1,000以上のトレーニング。
【特徴】育成専門企業として25年以上の実績、「現場で使える」を重視、最新の製品・技術動向に対応、1,400以上のコースラインナップ

▼幅広い学習内容
・事例9:Udemy ※(事業パートナー)ベネッセコーポレーション
【サービス名】Udemy Business
【学べるスキル】開発、ビジネススキル、デザイン、趣味、など
【サービス概要】18.3万の講座から一般レビューで厳選された法人向け6,000講座が学び放題。
【特徴】開発、ビジネススキル、デザイン、趣味まで幅広いジャンルで学習コンテンツを提供。世界中の感度の高いイノベーターがUdemyに講座を毎月提供。学習者数 世界4,400万人を超えるUdemyのユーザーレビューによって厳選した法人提供講座パッケージ。現役のエンジニア、ビジネスパーソン、大学講師など各界の実務家たちが講師。

・事例10:株式会社ネットラーニング
【サービス名】NetLearning
【学べるスキル】情報技術、officeシリーズ、マネジメントスキル、ビジネススキル、語学など
【サービス概要】プログラミング、officeツール関連、マネジメント、ビジネススキル、語学と幅広い学習コンテンツを提供。
【特徴】全12シリーズ260以上のeラーニングコース、お客様の事業戦略を加速させるオーダーメイドな研修、学習専用のクラウド型プラットフォーム、教育機関向けソリューション、研修内製化ツールかんたんe-ラーニング、など幅広く提供。


5.デジタル人材となるためには?



それでは、デジタル人材を目指してみようとお考えの皆さんに、デジタル人材になるための方法をお伝えしたいと思います。

まず大きくは、次のスリーステップとなります。
STEP1 定義する
STEP2 必要な学習コンテンツを準備
STEP3 スケジュールをたて学習

デジタル人材となるためにはSTEP1定義する

STEP1 定義する
まずはじめに、自社(または個人)にとってのデジタル人材像を定義していきましょう。

デジタル人材といっても、各社によって目指すものが一緒なわけではありません。
業界、業界での立ち位置、自社の経営方針、自社の経営戦略、自社の業績など、多くの要素によって、設定すべき人材像は異なってくるはずです。
よって、まずはそこを決めていきましょう。

デジタル人材となるためにはSTEP2必要なスキルを洗い出し

STEP2 必要なスキルを洗い出し
ゴール(自社が目指すデジタル人材像)が決まったら、そのためにはどんなスキルが必要なのかを洗い出しましょう。

・自社が目指すデジタル人材になる為に必要な知識・スキルは何か?
 全社共通する内容と、所属部署や職種ごとに別途必要な内容などとを分けて考えていきましょう。

・費用は捻出できるのか?
 EXPOに出展されているような企業に依頼して、作ってもらうのが楽かもしれません。
 ただし、自社に本当にあった内容にしようと思えばその分費用もかさみますし、大枠の設計自体はやはり自社でやらないといけないでしょう。
 どれくらい費用をかけられるのかを確認してみましょう。

・その知識を得る為の方法は?
 必要なサービスごとに、無料で得られる内容はないでしょうか?
 有料サービスで、自社にマッチしそうなものはどれで、いくらくらいかかりそうか?
 などを調べてみましょう。

デジタル人材となるためにはSTEP3スケジュールをたて学習

STEP3 学習スケジュールを立てる
必用な学習コンテンツが準備出来たら、いつまでに何を習得していくかスケジュールをたてましょう。
あとはスケジュールに合わせて学習を進めていくだけです!

組織で実施する場合は、学習支援の仕組み、リーダーの確保など、サポート体制の構築が重要なようです。


6.デジタル人材を目指すのに良さそうな無料コンテンツのご紹介



最後におまけです。役立ちそうな無料のコンテンツを少しご紹介いたします。
※上記の企業様が提供しているものありました。

■全般
無料で学べる日本最大のオンライン大学講座

■AI関連
AI For Everyone (すべての人のためのAIリテラシー講座)

Study-AI「G検定 模擬テスト」

DIVE INTO CODE 「G検定 模擬試験」

AVILEN「G検定スキルチェックテスト」

■データサイエンティスト関連
DS検定リテラシーレベル対応 データサイエンティスト基礎講座


まとめ



いかがでしたでしょうか?
今回は、デジタル人材に関して、デジタル人材の定義、背景、人材育成サービスなどをみてもらいました。
本記事が、少しでも皆さまのお役に立てますと幸いです。

ライター:叶井 裕之(かない ひろゆき)
2014年GMOインターネットグループへジョイン。
アフィリエイト広告のセールス・コンサル、アライアンス等を経て、
現在は、事業・業務改善などの企画・構築、DX人材育成関連の企画・構築、slack社内活用推進などに励む
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