Z世代トレンドラボ

推しは”生きがい” Z世代の推し活事情

2025.06.27Gen Z Lab
推しは”生きがい” Z世代の推し活事情

推し活はもはや“特別な趣味”ではありません。アニメ・アイドル・VTuber――推しの対象は違っても、Z世代の多くが日常的に推しを語り、支え、そして自分自身の活力に変えています。
そこで GMO NIKKOの「Z世代トレンドラボ」に所属する16歳〜22歳の215名にアンケートを実施。「Z世代は推し活をどう捉え、どんな行動をしているのか?」をデータで解き明かしました。

生活に溶け込む「推し活」――特に女性が市場をけん引

Z世代の約7割が推し活経験者。女性に限れば8割に迫っており、もはや「やっている方が当たり前」のライフスタイルになっています。

推し先の王道はアニメ&アイドル

推し活の対象は多様化しているとはいえ、やはり王道はアニメ・マンガのキャラクターとアイドル。
K-POPブームの追い風で「海外アイドル」が3位に食い込んでいるのがここ数年のトレンドを表しています。

いつも頭の中に推しがいる?

推し活をしているZ世代に、頭の中に推しがどれくらい占めているか?の脳内シェアを聞いてみました。
結果、頭の中の6割以上を常に推しが占めている状態の人たちが4割近くもいることがわかりました。
これはまさに「Life is 推し」。普段の生活と推しが深く結びついていることが窺えます。

推し活は生きていくうえで欠かせないものに

最後に「推し活とは●●」の●●を埋めてください、という質問をしてみました。
結果、一番多くあがった言葉は「生きがい」。続いて「人生」「生活の一部」といった言葉が上位に並んでおり、趣味や娯楽というよりも、生きていくうえで欠かせないものと感じている人が多いことがわかりました。
付帯されたコメントには「推しがいるから自分も頑張れる」「推しのために自分を磨く」といった言葉も記載されており、推しの存在が自己成長モチベーションとも深く結びついていることが見えてきました。

まとめ

Z世代にとって推し活とは、「余暇」ではなく「生活そのもの」。
誰かを強く愛する力が彼ら彼女らの成長の原動力になっているといっても過言ではないと思います。

神津 洋幸(こうづ ひろゆき)
ライター:神津 洋幸(こうづ ひろゆき)
TRUE MARKETING副編集長
Z世代トレンドラボ主任研究員
ストラテジックプランナー、リサーチャーとしてWebプロモーションの戦略立案、各種リサーチなどを担当。
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