Z世代消費インサイトWeekly調査 <第5回 アパレル>
「Z世代消費インサイトWeekly調査」は、Z世代をひと括りにせず「高校生・大学生・社会人」の3層に分解し、カテゴリごとに“選び方/買い方”の違いを読み解いていくシリーズです。
第5回のテーマは「アパレル」。
調査は2026年1月30日(金)〜2月1日(日)に、16〜28歳・男女500名を対象にインターネットで実施しています。
「アパレル」購入検討時の重視点

高校生:自己表現(“自分らしさ”の延長)
高校生にとって服は「自分らしさを表現する手段」。
自分らしさやアイデンティティとの合致度を重視する傾向が他層に比べて強く、またベスト5には入っていないものの「まわりからの見え方」も強く気にする傾向にあります。実際、後述する“知る/買うきっかけ”では高校生ほどSNS由来(おすすめ投稿・公式TikTokなど)の比重が大きく、周囲の視線やトレンド環境の影響を受けやすい構造が見えます。
大学生:公式情報を起点に「賢く選ぶ」色が強い
大学生は購入のきっかけとして「公式X」や「公式アプリ情報」が相対的に強く、意思決定の起点が“公式発の情報”に寄りやすいのが特徴です。
社会人:本質重視
社会人は、素材・質感、品質など、本質をしっかりと見定めながら商品を選ぶ傾向にあります。
「アパレル」事前検討時の行動

事前行動で最も大きいのは、どの層でも「価格を比較」して「店頭で実物確認」するという“基本動作”。
それに加えて、以下のような層別の傾向がみられます。
高校生:口コミ・レビューの“複数サイト確認”が相対的に厚め(まず不安を潰す)
大学生:店頭での“コーデ確認”が目立つ(着回し・合わせ方まで含めて検討)
社会人:店員/詳しい人への相談が相対的に高め(短時間で確度を上げたい)
「アパレル」を知るきっかけ

“知る”段階では、SNSが全体の主戦場です。
ここでのポイントは、同じSNSでも役割が層で違うこと。
高校生:おすすめ面・短尺(TikTok等)が入口になりやすい
大学生:公式Xや公式アプリなど“公式導線”の影響が相対的に強い
社会人:検索やレビューなど“調べて知る”経路も太い
「アパレル」を購入するきっかけ

購入のトリガーも主戦場はSNSですが、ここでも層の差がはっきり出ています。
高校生:SNSおすすめ・公式TikTokが強い
大学生:公式X・公式アプリが強い
「アパレル」情報収集や購入検討目的の生成AI使用

生成AIは「よく利用する」人はまだ少数派です。但し、学生中心に徐々に使われ始めている兆しもみられます。
最後に
今回の調査で、アパレルは“何をもって良い服とするか”の定義が各層で変わることがみえてきました。
高校生:自己表現×SNSの影響をINでもOUTでも受ける。
大学生:公式情報で“賢く選ぶ”。
社会人:本質重視。検索・レビューによる納得感も大切。
同じZ世代でも“生活の前提”が違えば、効く訴求もチャネルも変わります。次回以降も、カテゴリごとに「高校生・大学生・社会人」の消費インサイトの違いを掘り下げていきます。
※Z世代とのコミュニケーションに課題をお持ちの事業会社のみなさまを対象に、今回の記事で未公開の調査結果も含めた完全版クロス数表を進呈しております。ご希望の方は下記「問い合わせはこちら」をクリックし、フォームに必要事項を入力の上、お問い合わせ内容欄に「アパレルの完全版数表希望」と記載し送信してください。

- ライター:神津 洋幸(こうづ ひろゆき)
- TRUE MARKETING副編集長
Z世代トレンドラボ主任研究員
ストラテジックプランナー、リサーチャーとしてWebプロモーションの戦略立案、各種リサーチなどを担当。
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