【2023年10月】GMOメタバースNEWS（国内）

10月はガンダムメタバースがオープンし注目を集めました。ただ、データが流出したという情報が拡散し、一時は騒動にもなりました。今回はそんな2023年10月の最新国内メタバースニュースを紹介します。

バーチャル渋谷・バーチャル大阪で「バーチャルハロウィーン2023」を開催

2023年10月27日から10月31日までの間、KDDI、渋谷未来デザイン、渋谷区観光協会が共同で「バーチャルハロウィーン2023」を開催しました。今年で4年目になるバーチャルハロウィーンでは、以下のイベントなどが開催されました。

・音楽・お笑いライブなどエンタメイベントや街をテーマにしたゲームコンテンツ

・アーティストやお笑い芸人と音声通話で密なコミュニケーションができるファンミーティング

・誰もがコンテンツを発信できるライブ配信機能の開放

なお、渋谷区は路上喫煙やポイ捨て、オーバーツーリズムなどの問題を抱えていることから、「Shibuyaグッドマナープロジェクト」や「Sustainable Shibuya Project」というプロジェクトを立ち上げており、バーチャルハロウィーンもその一環となっています。同区はハロウィーン当日には渋谷に集まらないように呼びかけており、代わりにバーチャル空間でハロウィーンを楽しんでもらうことを期待しているとのことです。

埼玉県、11月14日に「バーチャル埼玉」をオープンすることを発表

埼玉県は、独自のバーチャル空間「バーチャル埼玉」を11月14日よりオープンすることを発表しました。バーチャル埼玉では、「小江戸」と呼ばれる川越の町並みや、さいたまスーパーアリーナなど、埼玉県のさまざまな観光スポットが3Dで再現され、埼玉県の魅力に触れられるバーチャル空間となっています。利用者はPCやスマートフォンからアクセスし、「ばーたま」と呼ばれる独自のアバターを使ってバーチャル埼玉を散策して、イベントなどを楽しめるとのことです。

なお、公式サイトやX、Instagramの公式アカウントでは、バーチャル埼玉に関する最新情報が随時更新されています。

NEXCO東日本、11月限定でメタバース空間「NEXCO東日本ハイウェイワールド」をオープン

NEXCO東日本は、REALITY XR cloud株式会社と共同でメタバース空間「NEXCO東日本ハイウェイワールド」をオープンすることを発表しました。NEXCO東日本ハイウェイワールドでは、メタバースで初めて高速道路空間を再現。ワールド内では高速道路やSA・PAが再現されているほか、高速道路をドライブしたり、自分のアバターを使ってオリジナルの「HighwayWalker」の表紙を作ったりできます。

また、今回のイベントにあわせて、海ほたるパーキングエリアの現地でもイベントを開催されます。発表によれば、「REALITY」アプリ内で選ばれたアンバサダーとコラボしたイベントが開催されるとのことです。NEXCO東日本ハイウェイワールドにはREALITY上からアクセスすることができ、公開期間は2023年11月1日から11月30日までとなっています。

「ガンダムメタバース」が期間限定でオープン、ガンプラのCADデータ漏えいとの指摘も

バンダイナムコエンターテインメントは、2023年10月12日から10月24日までの期間限定で、「機動戦士ガンダム」シリーズのメタバース空間「ガンダムメタバース」を公開しました。

利用者はアバターを作成し、ガンダムメタバース内の展示などを楽しむことができます。また、ガンダムメタバース内では、ガンダムメタバース独自のAIキャラクター「メロウ」がナビゲートしてくれるほか、機動戦士ガンダムシリーズにゆかりのあるアーティストのライブを見られるライブスペースやガンダムビルドシリーズ最新作『ガンダムビルドメタバース』をメタバース空間内で見られるシアターなどが設けられています。その他にも、イベント限定のガンプラ6種類の販売に加え、ファンが作成したガンプラをスキャンしたものも展示されています。なお、アクセス方法は、PCからクライアントファイルをダウンロードしてアクセスする方式と、スマートフォンやPCのブラウザから簡単にメタバース空間内部の様子を確認できる簡単アクセス方式の2種類が用意されています。

公開当初から人気を博したガンダムメタバースでしたが、SNSでは未発売のガンプラのCADデータが流出したという情報が拡散され、大きな話題になりました。バンダイナムコエンターテインメントはこの情報を受け、ガンダムメタバースの利用に必要なクライアントファイルのダウンロードを一時停止し、その後公開期間は終了しています。今回は期間限定の公開で、2024年の春に再オープンされる予定となっています。

まとめ

メタバースに注目が集まるなか、ガンダムメタバースにおけるデータの流出は大きな注目を集めました。10月時点では原因は公開されていませんが、今後はメタバースにおいてもさらなるセキュリティ対策が求められます。

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GMOメタバースラボは、既存のメタバースプラットフォームへの参入から自社専用のメタバース空間の設計、その他のメタバースに関する各種支援まで、あらゆるニーズに対応します。具体的なご相談やご興味のある方は、こちらからお気軽にご連絡ください。

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メタバース技術やブロックチェーン技術を活用した各種Web3サービスに関する調査・分析をするとともに、メタバースを活用したビジネスの立ち上げ・展開をサポートする各種ソリューションを提供いたします。メタバースにおけるビジネスを拡大し、企業の課題解決はもちろん、ユーザーへの新たな体験を提供することで、Web3時代の新たな文化を創成してまいります。