Metaverse

【2024年3月】GMOメタバースNEWS(国内・海外)

【2024年3月】GMOメタバースNEWS(国内・海外)

2023年の世界でのVR/ARヘッドセットの出荷台数の調査結果が発表されるなど、3月も注目のメタバースに関するニュースが多く流れました。今回はそんな3月の注目ニュースを4つ紹介していきます。

IDCが2023年のVR/ARヘッドセット出荷台数の調査結果を公表、第4四半期は前年比の倍以上

アメリカの調査会社IDC(インターナショナル・データ・コーポレーション)は、2024年3月5日、2023年第4四半期のAR/VRヘッドセットの出荷台数に関する調査結果を公表しました。

同調査によれば、2023年第4四半期のAR/VRヘッドセットの出荷台数は、前年同期比130.4%の成長を遂げたとのことです。Quest3の発売やそれに伴うQuest2の値下げなどが影響しているものと見られています。しかし、同調査では2023年通年のAR/VRヘッドセットの出荷台数は、2022年の水準から23.5%減少しているとの結果も報告されています。これは、ほとんどの企業が少なくとも1年間は新製品を買わずにすでに発売されていた製品に頼っていたためだとIDCは指摘しています。

また、IDCのMobility and Consumer Device Trackersのリサーチ・マネージャーであるJitesh Ubrani氏は、「Appleの参入や、他ベンダーの新型デバイスがプレッシャーになるのは確かだが、Metaの低価格・大量生産戦略が他を引き離すため、Metaのリードは今年も揺るがないだろう」と話しています。

日立、NVIDIAとの協業を発表、生成AIによってDXの加速を目指す

株式会社日立製作所は2024年3月19日、アメリカのNVIDIA社と次世代デジタルツイン環境の開発・AIソリューションの開発の分野で協業することを発表しました。発表によれば、日立製作所のエネルギー、モビリティ、コネクテッドシステムなどのOT(制御・運用技術)領域におけるリーダーシップと、NVIDIAの生成AIに関するノウハウを組み合わせ、DXによる社会イノベーションを加速することを目指すとのことです。

具体的な協業の内容としては、以下の3点が挙げられています。

  • NVIDIA Omniverseとドメインナレッジによる次世代デジタルツイン環境の開発・活用
  • Lumada AIソリューションとNVIDIA AI Enterpriseの統合
  • NVIDIA DGX BasePOD認証適合の新AIソリューション「Hitachi IQ」提供

今回の協業について、日立の執行役副社長兼デジタルシステム&サービス統括本部長の德永 俊昭氏は、以下のようにコメントしています。

「今回、NVIDIAとの先進的なコラボレーションを通じて、日立がミッションクリティカルな分野で培ってきた深いドメインナレッジとNVIDIAの生成AIソリューション群を組み合わせることで、複雑な現実世界の課題を解決し、画期的な成果をもたらす社会イノベーションを加速することができると期待しています」

オカムラ、メタバース向けの企業公式3Dデータ販売サイト「RoomieTale(ルーミーテイル)」を2024年5月にオープンすることを発表

大手家具メーカーの株式会社オカムラは、2024年3月18日、メタバース空間向けの企業公式3Dデータ販売サイト「RoomieTale(ルーミーテイル)」を2024年5月にオープンすることを発表しました。「RoomieTale」は、メタバース向けの3Dデータを販売するサイトで、さまざまな企業へ製品3Dデータの出品を募り、提供を受けた製品の3Dデータをユーザーか購入できる仕組みとなっているとのことです。

また、「RoomieTale」のオープンを記念して、同社は2024年3月~6月にオンラインイベントを開催します。その第一弾として、3D空間コンペ「RoomieTale HomeWorld Competition(ルーミーテイル ホームワールド コンペティション)」が開催されています。開催期間は3月18日~5月6日で、「あなたのアバターが暮らす部屋」をテーマにした3D作品を募集しています。

KDDIら4社、企業・自治体の課題に応じた最適なメタバース活用法を提案する「オープンメタバースネットワーク」を発足

KDDI株式会社、株式会社STYLY、monoAI technology株式会社、REALITY XR cloud株式会社の4社は、2024年3月14日、複数のメタバースプラットフォームが連携した日本最大級のメタバースアライアンス「オープンメタバースネットワーク」を発足したことを発表しました。同アライアンスは、企業や自治体がメタバースの事業活用を検討する際に、それぞれの課題に応じた最適な提案を行い、コンサルティングからコンテンツの制作まで一気通貫で提供するとのことです。

なお、同アライアンスのショーケースイベントとして、2024年3月15日から3月31日までの間、「Sakura Virtual Fes 2024」というイベントが開催されました。同イベントでは、ロックバンドやK-POPアーティストの音楽ライブや芸人や声優によるトークイベントなどが行われました。

まとめ

2023年第4四半期のAR/VRヘッドセットの出荷台数が前年同期比で増加していることが発表されるなど、3月はメタバース業界の盛り上がりを感じられるニュースが多く見られました。今後も目が離せません。

GMOメタバースラボについて

GMOメタバースラボは、既存のメタバースプラットフォームへの参入から自社専用のメタバース空間の設計、その他のメタバースに関する各種支援まで、あらゆるニーズに対応します。具体的なご相談やご興味のある方は、こちらからお気軽にご連絡ください。

▼新着情報をいち早く知りたい方はこちらへ▼

プロフィール
GMOメタバースラボ
メタバース技術やブロックチェーン技術を活用した各種Web3サービスに関する調査・分析をするとともに、メタバースを活用したビジネスの立ち上げ・展開をサポートする各種ソリューションを提供いたします。メタバースにおけるビジネスを拡大し、企業の課題解決はもちろん、ユーザーへの新たな体験を提供することで、Web3時代の新たな文化を創成してまいります。
CONTACT US

メタバース/NFTに関することならお気軽にご相談ください

フォームからのお問い合わせ

GMOメタバースラボへのお問い合わせはこちらのフォームよりご連絡ください。

LINE公式アカウント

GMOメタバースラボ公式LINEアカウントです。メタバース・NFT情報をお届けいたします。