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【2023年12月】GMOメタバースNEWS(国内・海外)

【2023年12月】GMOメタバースNEWS(国内・海外)

2023年もメタバースに関するさまざまな話題で盛り上がりました。今回はそんな2023年の12月の最新ニュースを4本紹介していきます。

ジャパン・メタバース経済圏「リュウグウコク」内で企業プロダクト・コンテンツの実証実験が開始

2023年12月14日、JP UNIVERSE、竹中工務店、ヤマハなどの7つの企業が、ジャパン・メタバース経済圏「リュウグウコク」内で実証実験を開始したことを発表しました。今回の実証実験に参加したのは以下の7つの企業です。

  • JP UNIVERSE株式会社
  • 株式会社竹中工務店
  • TOPPAN株式会社
  • 三菱自動車工業株式会社
  • 株式会社三井住友フィナンシャルグループ
  • ヤマハ株式会社
  • 株式会社TSIホールディングス

「リュウグウコク」は、ジャパン・メタバース経済圏を構築することを掲げているRPGプロジェクトで、企業が提供するプロダクトを使って遊べるメタバース空間を目指しており、企業とユーザーをつなぐ新たな接点となることを目指しています。また、開発にはJP UNIVERSEグループ傘下のゲーム開発スタジオ、JP GAMESが手掛けるメタバース制作用のミドルウェア「PEGASUS WORLD KIT」を使われています。発表内容によれば、今回の実証実験では現実の企業のプロダクトをメタバース空間で再現し、それを使ってどのような遊びができるのかを探っていくとのことです。今回の実証実験に参加しているヤマハは、電子ピアノやギターなどの楽器製品のデータを提供すると発表しています。

XR Kaigi2023、2023年12月18日より開催、パナソニック、NTTコノキューなどが出展

2023年12月18日から12月22日までの間、XRやメタバース分野における国内有数規模のカンファレンス「XR Kaigi2023」が開催されました。開催は今年で5回目になり、国内外のトップランナーによるセッションや、XRに関連する最新技術を体験できるエキスポコーナーが設けられたほか、XRの普及に貢献している企業を表彰するXR Kaigiアワードの授賞式などが行われました。

なお本エキスポにはMetaやMagic LeapなどのXRデバイスを販売している企業の他にも、パナソニックとその子会社で国内のXRデバイスメーカーとして知られるShiftallや、NTTドコモの子会社でメタバースやXRデバイスなどのサービスを展開するNTTコノキュー、バーチャル沖縄を展開するあしびかんぱにーなどが出展しています。本カンファレンスは東京ポートシティ竹芝内で開催され、一部のコンテンツを視聴できるオンラインチケットも用意されました。

G7知財庁長官級会談がメタバースプラットフォーム「cluster」にて実施

クラスター株式会社は、2023年12月15日、同社の運営しているメタバース空間「cluster」内でG7知財庁長官級会談が実施されたことを発表しました。会談には、G7参加国の知財庁の長官級に加えて、WHOのタン事務局長もオブザーバーとして参加。知財普及啓発活動やデジタル領域においての知財に関する課題などについての議論が行われたほか、共同声明が採択されました。

なお、本会談の参加者は、それぞれオリジナルのアバターを使用し、最後には、広島県の厳島神社が再現された場所で写真撮影が行われました。

発表によれば、今回の会談の参加者は以下の通りです。

日本国特許庁(JPO) 濱野長官 ほか

カナダ知的財産庁(CIPO) ジョーガラス長官 ほか

フランス産業財産庁(INPI.fr) フォール長官 ほか

ドイツ連邦司法省(BMJ) ヴィヒャードDDG ほか

ドイツ特許商標庁(DPMA) シェヴィオール長官 ほか

イタリア特許商標庁(UIBM) テティ長官(代理:マルゼッティ課長) ほか

英国知的財産庁(UKIPO) ウィリアムス長官 ほか

米国著作権局(USCO) パールマッター局長 ほか

米国特許商標庁(USPTO) ヴィダル長官 ほか

世界知的所有権機関(WIPO) タン事務局長 ほか

引用元:PRTIMES「G7知財庁長官級会談が国内発メタバースプラットフォーム「cluster」にて実施されました~メタバース等の新たなデジタル空間における知財権保護の重要性などの議論を、メタバース空間内で~

Varjo、最高レベルの高解像度を誇るXRヘッドセットディスプレイ「XR-4」シリーズを発表

フィンランドのXRデバイスメーカーとして知られるVarjoは、2023年11月28日、最高レベルの高解像度を誇るXRヘッドセットディスプレイ「XR-4」シリーズを発表しました。

同製品は、新たな光学設計によって視野が水平120°×垂直105°になり、前世代に比べて50%も広くなったことで没入感がアップ。さらにディスプレイは、3840×3744の高解像度となっています。また、2000万ピクセルのフロントマウントカメラを2基備えており、高いクオリティのMR体験ができるのも本製品の特長です。

「XR-4」シリーズのバリエーションは「XR-4」「XR-4 Focal Edition」「XR-4 Secure Edition」の3種類がラインナップ。日本での販売価格は未定ですが、アメリカでの販売価格は「XR-4」は3990ドル、「XR-4 Focal Edition」は9990ドルとなっています。

まとめ

日本・海外ともにメタバースに関する新たな技術やサービスが次々に登場した2023年。12月には国際的な会談の場としてメタバースが活用されるなど、活用の場が民間だけでなく政府や公共団体の間でも広がっています。

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