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【2023年2月】海外メタバースニュース 韓国「メタバース・ソウル」一般公開など

【2023年2月】海外メタバースニュース 韓国「メタバース・ソウル」一般公開など

メタバースは比較的、日本国内よりも世界の方で発展が著しく、その状況が続いています。そこで今回は、2023年2月の海外メタバース最新ニュース6選を編集部で調査の上、それぞれわかりやすくご紹介します。

【韓国】公共メタバースプラットフォーム「メタバース・ソウル」を一般公開

2023年1月、韓国では公共メタバースプラットフォーム「メタバース・ソウル」の一般公開を開始しました。

メタバース・ソウルは、ソウル市民が仮想空間で自治体のサービスにアクセスできるメタバースのサービスです。独自の公共メタバースプラットフォームを立ち上げたのはソウル市が初であり、高い注目を浴びています。

メタバース・ソウルは、現時点で専門家との遠隔コンサルティングセッションの機会を設けたり、青少年に対してキャリアカウンセリング、メンタリングなどの相談窓口を設けるなどのサービスを展開しています

。加えて5年後のビジョンとして公文書にアクセスできたり、免許の取得やサービスに対する苦情申し立てなどができるなど、フルサービスのバーチャルワールドの構築を掲げています。今後さらに様々なサービスが展開されることが予想され、今後の動きに要注目です。

ロレアル プロフェッショナルがバーチャルヘアスタイルシリーズを発表

ロレアル プロフェッショナルは、メタバース向けのアバターゲームプラットフォームである「レディ・プレイヤー・ミー」とコラボし、バーチャルヘアスタイルシリーズを提供することを発表しました。これは、5つのヘアスタイルで自分のアバターにカスタマイズできるサービスです。

110年以上もの間、人々の髪をより美しくするヘアケアの向上に貢献し、ヘアスタイリストのパイオニアとして美容業界の発展をサポートしてきた「ロレアル プロフェッショナル」。アバターゲームプラットフォームであり、世界4,000以上のゲームやプラットフォーム、アプリとの互換性を持つ「レディ・プレイヤー・ミー」。両者が手を組んだことで、メタバースを使った新たなヘアスタイルの可能性の広がりが期待されており、世界的に注目されています。

ナイキがWeb3.0プラットフォーム「.SWOOSH(ドットスウッシュ)」立ち上げ

ナイキ(NIKE)が、Web3.0プラットフォームである「.SWOOSH(ドットスウッシュ)」を立ち上げたことを発表しました。「.SWOOSH(ドットスウッシュ)」は、新たなデジタルコミュニティの場の提供と、ナイキのバーチャルクリエーションの拠点になることがわかっています。

「.SWOOSH(ドットスウッシュ)」を訪れたユーザーは、バーチャルシューズやジャージーなど3Dアイテムクリエイションについて学んだり、収集してコレクションすることが可能。また、ナイキの特別なコンテンツや先行発売へのアクセスができたり、アスリートと交流できるバーチャルイベントなどにも参加できます。

Linux Foundationがオープンメタバースの実現に向けたファンドを設立

2023年1月18日、The Linux Foundation Japanはサンフランシスコ発の非営利技術コンソーシアムである「Linux Foundation(リナックス ファウンデーション)」がオープンメタバースの実現に向けたファンドを設立したことを発表しました。

「Linux Foundation」は、様々な業界が参加してグローバルで包括的、かつベンダーに依存せず拡張性のあるオープンメタバースです。設立メンバーとしてChainHub Foundation・Cloud Native Computing Foundation・Futurewei・GenXPなどが発表されており、今後の動向が注目されています。

マイクロソフトがMRTK開発チームを解散

2023年1月18日、米マイクロソフト社がMRTK開発チームを解散することを発表しました。この発表では、2023年3月末までに全従業員の5%弱にあたる1万人の人員削減も発表しています。

MRTKは、UnityでMRアプリを開発するためのクロスプラットフォーム入力システムなどを備えたツールキットです。マイクロソフトのMRヘッドセットやMeta Questなどに対応しており、これまでソフトウェア開発の高速化などに貢献してきました。

しかし、メタバースの登場やソフトウェア開発の多様化により、人員削減に伴ってMRTK開発チームが解散することとなったのです。また、MRTK開発チームの解散と共に、ソーシャルVR「AltSpaceVR」もサービスの終了が発表されています。

アイルランドのVR企業がメタバースに機械学習サービスを導入

2023年1月23日、アイルランドのVR企業である「ENGAGE」はメタバースにOpen AIの機械学習サービスを導入することを発表しました。

Open AIは、2015年にイーロン・マスク氏らが設立した研究法人です。これまで超大規模言語モデル「GPT-3」シリーズを発表したり、同シリーズを用いた文章や画像生成アルゴリズム「DALL.E」シリーズや、対話型言語モデル「ChatGPT」の開発・提供をしています。

ENGAGEの発表によると、接客チャット機能を担うNPC従業員「Athena(アテナ)」が、ユーザーの質問に回答したり3Dオブジェクトの検索や画像生成、備忘メモなどができることがわかっています。一般向けAPIの予約申込が開始されると多大な予約数になっていたり、マイクロソフト社が今後数年で数十億ドルを追加投資することがわかっており、今後の動向に世界が注目しています。

【まとめ】2023年2月 海外メタバースニュース

2023年に入り、海外ではさらに様々な場所でメタバースが活用されています。今後、どの国からどのようなメタバースニュースが入ってくるのか目が離せません。メタバースの世界的な動きに今後も要注目です。

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