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メタバースにおける生成系AIの可能性とは?生成系AIの活用事例も紹介

メタバースにおける生成系AIの可能性とは?生成系AIの活用事例も紹介

最近特に注目を集めている生成系AI。メタバース開発においても生成系AIがさまざまなメリットをもたらすのはご存知でしょうか。今回の記事では、生成系AIについて説明するとともに、メタバース開発において生成系AIがどのようなメリットをもたらすのかを活用事例を交えて紹介していきます。

生成系AIとは?

では、そもそも生成系AIとは何か、というところから解説していきましょう。

生成系(ジェネレーティブ)AIとは

生成系(ジェネレーティブ)AIとは、機械学習の一種で、学習した大量のデータを使ってクリエイティブな成果物を生成するAIのことを指す言葉です。従来のAIとの違いとしては、オリジナルのコンテンツを0から生み出せる点が挙げられます。OpenAIがリリースした「ChatGPT」が世界的に有名になったことで、一躍注目を浴びるようになりました。

ChatGPTは、日本でも人気を博しており、野村総合研究所(NRI)が2023年4月に実施した調査によれば、日本からのアクセスのトラフィックシェアはアメリカ、インドに次いで第3位となっています。また、同調査によれば、2023年2月頃には日本からのアクセス数が一日100万アクセスを超え、4月には4746万アクセスを記録しているとのことです。

生成系AIができること

先述の通り、生成系AIはクリエイティブな成果物を生み出せるAIです。では、具体的にはどのようなことができるのでしょうか。生成系AIを用いてできることの代表例としては、以下のようなものがあります。

  • SEO記事の執筆やキャッチコピーの考案
  • 文章の要約
  • 音声データの文字起こし

生成系AIは文章を作成することに優れており、ターゲットとなるキーワードを指定することで、そのキーワードに関連したSEO記事を作成させたり、長くて読むのが大変な長文を要約させたりなど、幅広い使い方が可能です。また、音声データの読み込みにも対応していることから、インタビューなどの音声データを文字起こしさせるといった使い方もできます。

生成系AIが注目を集めている背景

生成系AIが注目を集めている背景にあると考えられているのが、以下の2点です。

誰でも気軽に使えるようになった

1点目は、気軽に使えるようになった、という点です。以前から生成系AIの開発は進められていましたが、2022年11月「GPT-3.5」が無料で公開されたことで、多くの人が広く利用できるようになり、急速に利用が広まりました。また、テキストを入力するだけで返信がくるというわかりやすいUXになっており、誰でも簡単に使える点も利用が広まった要因と言えるでしょう。長い文章を要約してもらったり、YouTubeの内容を文字起こししてもらったりなど、一般人が日常シーンで使いやすい点もポイントです。

AIで0から1を生み出すクリエイティブな作業が可能に

従来のAIは、大量のデータを学習することでその傾向を分析し、予測することはできるものの、新しいものを0から生み出すことはできませんでした。生成系AIは学習したデータを元にクリエイティブな成果物を0から生み出せるため、利用の幅が大きく広がりました。

なお、アメリカのIT系調査会社「ガードナー」社は、2025年には新薬や材料の30%以上が生成系AIを用いて発見されるものと予測しています。このように、生成系AIは今後クリエイティビティが求められる分野において極めて重要な役割を果たすものと考えられています。

メタバースにおける生成系AIの活用事例

ここまで、生成系AIについて解説してきました。では、生成系AIはメタバースにどのような変化をもたらすのでしょうか。ここからは、メタバース事業に生成系AIを活用している2つの事例を紹介します。

Roblox

Robloxは、Roblox社が提供しているオンラインゲーミングプラットフォームで、ユーザーが自由にゲームを作ったり、他のプレイヤーが作ったゲームを遊んだりすることができます。また、世界最大規模のメタバースプラットフォームとしても知られています。

2023年3月に開催されたゲーム開発社カンファレンス(GDC2023)にて、Roblox社は生成系AIを用いた2つのツールを発表しました。発表されたのは「AI Code Assist」と「AI Material Generator」という2つのツールです。AI Code Assistは、対話形式でコーディングを行うことができるツールで、「〇〇を作って」といった形でユーザーが文章を入力するとそれを実現するためのコードを書き加えてくれるものです。AI Material Generatorは、対話形式で素材をデザインすることができるツールで、「真っ赤な岩の渓谷」などと欲しいデザインを指定することで、その指示に基づいたイメージを自動で生成してくれます。

Genesis

Genesisは、メタバース先端技術研究組織「MATRIX GENESIS LABS」が公開した、生成系AIを用いることでメタバース空間を作れるサービスです。音声やテキスト入力をすることでリアルなメタバース空間を生成できるのが本サービスの特徴です。

現在公開されているのはまだベータ版となっており、ワールド生成ができるのはPCのみですが、今後はより多くのユーザーに利用してもらえるように演算力を拡張し、VRゴーグルにも対応できるよう調整を進めているとのことです。

まとめ

生成系AIの発展により、多くの人がAIに気軽に触れられるようになりました。生成系AIを活用することで、メタバース開発も効率よく進めることが可能です。最近では、メタバース開発において生成系AIを活用する事例も多く、今後メタバース開発はさらに発展していくものと思われます。

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