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メタバースを活用した教育|学校教育の現場で注目される理由を解説

メタバースを活用した教育|学校教育の現場で注目される理由を解説

メタバースとは、オンライン上の仮想空間で、自分の分身となるアバターを使って自由に行動できることが特徴です。メタバースはさまざまなジャンルで活用され始めていますが、最近は、教育分野でも活用され始めています。

そこで今回は、メタバースでの教育現場での活用事例について、メタバースを教育に活用するメリットや注意点、メタバースが教育現場で注目される理由とともにご紹介します。

メタバースとは|オンライン上の仮想空間

メタバースとは、オンライン上の仮想空間のことです。メタバースには、現実世界のようにさまざまな建物が立ち並んでおり、自分の分身となるアバターを操作して建物に入ったり世界中の人とコミュニケーションが取れます。

最近では、現実のショップが忠実に再現されたメタバースも登場しており、メタバース内で購入したアイテムが実際に届くというシステムも登場したり、アーティストがメタバース内でコンサートを開催したりするなど、更なる進化を遂げています。

メタバースを教育に活用するメリット

メタバースが世界中で注目を集め、さまざまなシーンで活用され始めている中、最近では教育に活用する動きが見られ始めています。メタバースを教育に活用することには、どのようなメリットがあるのでしょうか。

ここからは、メタバースを教育に活用するメリットをご紹介します。

距離の離れた相手ともコミュニケーションが取れる

距離の離れた相手ともコミュニケーションが取れることは、大きなメリットです。メタバースはオンライン上の空間のため、遠い場所からでも同じところへアクセスできます。

メタバースでは、自分の分身となるアバターを作成し、アバターを通してメタバース内のさまざまな場所に行ったり、コミュニケーションを取ったりできます。そのため、インターネット空間があればどこからでもメタバースにログインでき、メタバース内でコミュニケーションが取れるのです。

自由度が高く、生徒の興味を引きやすい

自由度が高く、生徒の興味を引きやすいというメリットもあります。メタバースの自由度が高い理由は、メタバース内であれば時間や場所の制限なく自由に学習することができるためです。

これまで、学習するためには学校や塾などに行き、時間割に沿って学習を進めなければなりませんでした。しかし、メタバースを活用することで好きな場所で学習を進められるようになるため、自由度が高く生徒の興味を引きやすくなるのです。

教育者が安全を確保しやすい

教育者が安全を確保しやすいというメリットもあります。なぜなら、メタバースはそれぞれ自宅や好きな場所から学習ができるからです。

日本では少ないことですが、教育現場で銃乱射事件が起きることがあります。しかし、メタバースで教育していれば教育者も学習する人も場所が分散されているため、安全が確保しやすいのです。

また、メタバースでは教育者が生徒の交流を完全にコントロールできるため、いじめを制限したり懲戒目的で子供を隔離できるというメリットもあります。

メタバースを教育に活用する際の注意点

メタバースを教育に活用することには、メリットだけではなく以下のような注意点もあります。

  • 導入には費用が掛かる
  • 制度や理解の面が未発達
  • 現実でのコミュニケーションとは異なる

メタバースを導入することには費用がかかります。制作したら終わりではなく、毎月の運用費がかかることを把握しておきましょう。

また、メタバースは知名度が広がっているとはいえまだまだ制度や理解が未発達です。そのため、明確なルールが作りにくく、生徒や保護者が不安や恐怖を感じやすいという注意点もあります。

メタバースが教育現場で注目される理由

メタバースは、近年教育現場で大きな注目を集めています。メタバースが教育現場で注目されている理由は、学校に通えない生徒への支援となる可能性があるからです。

近年、不登校児の増加や深刻化が懸念されています。しかし、メタバースを導入することで学校に通えない生徒も自宅にいながら学習に参加でき、学習の遅れを防げるというメリットがあります。

また、時間や環境を問わずに学習に参加できるため、生徒のモチベーションを保ちやすい点もメタバースが教育現場で注目される理由の一つです。

メタバースが学校教育の現場で活用されている事例を紹介

メタバースは学校教育の現場でも実際に活用され始めています。そこで最後に、メタバースが学校教育の現場で活用されている事例を2つご紹介します。

通信制高校での事例|教室のような空間での学習

とある通信制学校では、教室のような空間をメタバース内に作り、メタバース内の教室で学習をしています。メタバース内に教室を設けることで、自宅にいながら授業を受けることが可能です。

VRゴーグルを装着することで、仮想空間の教室で授業を受けられるため、自宅にいてもあたかも登校して授業を受けているような没入感が味わえます。

大学での活用事例|カリキュラム化されたメタバース教育

とある大学では、カリキュラム化されたメタバース教育を始めました。年間約150日間の授業がVR空間内で行われており、学生は専用のVRヘッドセットを装着してほぼ全ての内容をメタバース内で学習しています。

このように、メタバースの技術は、大学でも使用できるほどに高いものになったといえるでしょう。

まとめ

ショッピングやエンタメだけではなく、教育現場でも活用され始めているメタバース。メタバースを教育現場に導入するメリットと注意点を把握し、メタバースを活用した新たな教育の形を作りましょう。

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