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メタバース×AIの可能性とは?メタバースの課題とAIの活用法を紹介!

メタバース×AIの可能性とは?メタバースの課題とAIの活用法を紹介!

近年注目を集めているメタバースとAIという2つの分野。Meta社は、メタバースとAIを組み合わせることでさらなる可能性が広がると考えています。今回の記事では、この2つの可能性について解説していきます。

メタバースの現状と課題

まず、メタバースを取り巻く現状とメタバースが抱えている課題を整理していきましょう。

メタバースの現状

メタバースの市場規模は年々拡大しています。総務省が公表している「情報通信白書」によれば、メタバースの世界市場は、2021年には4兆2640億円でしたが、2030年には78兆8,705億円まで拡大すると言われています。また、最近では、Appleが自社初のVRゴーグルを発表するなどのニュースもあり、さらにメタバースに注目が集まっている状況です。

メタバースが抱えている課題

メタバースへの注目度は高まっている一方で、課題も指摘されています。

・開発コストの高さ

まず挙げられているのが、開発コストの高さです。一般的にメタバースのサービス開発は、

ソフトウェア開発よりもコストがかかると言われています。というのも、3D空間を作成するのには時間がかかるうえ、VRゴーグルなどの機材も用意する必要があるためです。時間の面でも費用の面でもコストが大きくかかるため、参入のハードルが高いのが現状です。

・求められる技術の専門性の高さ

また、開発に求められる知識も専門性が高いと言われています。メタバース空間を構築する場合、Unreal EngineやUnityなどのゲームエンジンを用いるほか、3DCG作成のためにMayaやBlenderといったソフトなども使うことになります。これらのソフトを使いこなすにはある程度の知識とスキルが必要になるため、扱える人材が限られているうえ、メタバース開発を一から学ぶ場合は、学習にある程度のコストがかかってしまいます。

AIがメタバースにもたらすもの

こういったメタバースが抱えている問題を解消する手段として、AIに注目が集まっています。ここからは、AIを活用することでメタバースにどのようなメリットをもたらすのかを紹介します。

AI音声対話アバターを使った接客

1つ目は顧客対応における活用です。メタバース空間で接客をする場合も、店舗同様に対応する人が必要で人件費もかかります。AI音声対話機能を備えたアバターをメタバース空間のショップに配置すれば、24時間365日、年中無休で顧客対応をしてくれるようになります。また、顧客対応の一部をAIアバターに任せれば、より少ない人数で接客できるようになるため、人件費の削減にもつながるでしょう。

AIによるハイクオリティなコンテンツの制作

AIはコンテンツ制作においても役立ちます。先述の通り、メタバース開発においては、3D空間の制作やオブジェクトの作成などをする必要があり、開発にも膨大な時間がかかります。最近では、コンテンツ制作の一部を補助してくれるAIを提供するサービスなども公表されており、AIをうまく活用できれば制作にかかる時間を短縮できます。

また、アバター制作においては、自分に似たアバターや自分が望むデザインのアバター制作をAIに任せることも想定されます。AIがアバターを制作してくれるようになれば、自身でデザインができない人でも高いクオリティのアバターが作れるようになり、より多くの人がコンテンツ制作に携われるようになるでしょう。

システムの効率改善提案

工場の業務効率改善にAIを活用しようという動きも見られます。具体的には、メタバース内にデジタルツインの工場を作成し、工場の情報をAIが分析して効率改善策を提案することなどが想定されています。実際、ドイツのメルセデス・ベンツ社は、半導体メーカーNVIDIAのオープン3D開発プラットフォーム「NVIDIA Omniverse」を活用し、工場のデジタルツインを作成するシステムを構築しています。こういったデジタルツインの工場でAIを使って業務プロセスの評価を行うことで、業務効率の見直しや改善ができないかを検討する動きは今後さらに増えるものと思われます。

Meta社が語るメタバース×AI

Meta社も、AIとメタバースの2つの分野を組み合わせることによる未来の可能性に着目し、両方の分野の研究を続けています。最後に、Meta社が目指すメタバース×AIの具体的な活用例を紹介していきます。

メタバース用AIアシスタント「Project CAIRaoke」

現状、メタバース内ではPCやスマホのような直感的な操作はできません。そこでMeta社で開発を進めているのが「Project CAIRaoke」です。これは、ユーザーの音声や目線などの情報を元に操作をアシスタントするAIで、メタバースに新たな体験をもたらすものと考えられています。同社が公開している動画では、キッチンで料理をする際、目の前にある食材をどのようにカットすべきか、どのように調理すべきかなどの情報がARで表示されている場面などが紹介されています。音声や目線の情報を元にしたアシスタントAIが発達すれば、メタバース空間で感じる操作のストレスは大きく軽減されるでしょう。

音声でメタバース空間を構築できる「Builder Bot」

メタバース空間を構築するためには、3D空間内にオブジェクトを配置したり、アバターを作成したりする必要があり、時間がかかるうえに専門的な知識も求められます。この問題を解消する一つの手段として開発されているのが、「Builder Bot」です。これは、音声によってメタバース空間を構築できるサービスで、Builder Botを使えば「〇〇を追加して」のように命令するだけでメタバース空間にオブジェクトを追加できるようになります。音声で命令するだけなので、開発のための知識も必要ありません。簡単にメタバース空間が構築できるようになれば、より多くのユーザーがメタバースを利用するようになり、開発もさらに進んでいくものと思われます。

まとめ

ここまで説明した通り、メタバースが抱えている課題の解決手段として、AIが注目されています。どちらも発展途上の技術であるため、今後も注視していく必要があるでしょう。

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