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ブランドセーフティレポート for アフィリエイト_2022年12月

2022.12.28Product
ブランドセーフティレポート for アフィリエイト_2022年12月

本レポートは、特定のキーワードにおいてインターネット検索結果で上位表示されるサイトに対し、独自にブランドセーフティ判定を行った調査概要です。


【目次】


○調査概要

■概要
 ・調査名称:ブランドセーフティレポートforアフィリエイト_2022年12月_【金融】クレジットカード
 ・調査期間:2022年11月18日~11月22日
 ・調査業種:【金融】クレジットカード
 ・調査キーワード数:3
 ・調査キーワード
  キーワード①「クレジットカード」
  キーワード②「クレジットカード おすすめ」
  キーワード③「クレジットカード 比較」
 ・調査サイト数:295 ※キーワード毎に検索結果の上位10ページ分(約100サイト)を目安に調査
 ・調査機関:GMO NIKKO
 ・調査方法:GMO NIKKOが提供するアフィリエイト広告管理ツール「TRUEアフィリエイトbyGMO」の「ブランドセーフティ機能(ビジネスモデル特許 特許番号:第6720396号)」を活用しブランドセーフティ判定を行い数値化

■ブランドリスクの判定内容
 ①9つの基本カテゴリ(公序良俗に反する内容)
  暴力表現、不幸な事故、違法薬物、ギャンブル、アルコール、アダルト、ヘイトスピーチ、宗教、出会い系
 ②業種別NGワード(【金融】クレジットカード)
  主に次のような貸金業法の16条で禁止されている表現方法を含むものを不適切として設定 
  例)審査が甘い、審査が通りやすい、無職でも作れる、など

■用語の定義
 ・ブランドリスク度・・・以下の指標で独自に設定したブランドリスク度合い
  リスク度A:ブランドリスク率 5%未満
  リスク度B:ブランドリスク率 5~10%
  リスク度C:ブランドリスク率 10~15%
  リスク度D:ブランドリスク率 15~20%
  リスク度E:ブランドリスク率 20%以上
 ・ブランドリスク率・・・判定サイト数に対するアウト判定数の割合
 ・判定サイト数  ・・・ブランドセーフティ判定を行ったサイト数
 ・アウト判定数  ・・・ブランドリスクがあると判定したサイト数
 ・セーフ判定数  ・・・ブランドリスクがないと判定したサイト数
 ・エラー数    ・・・判定することが出来なかったサイト数

 

○総合判定

調査したサイト全体に対するブランドセーフティ判定結果です。

クレカ総合判定

 

  【 ブランドリスク率 】11.5%
  【 判定サイト数 】295
  【 アウト判定数 】34

総合判定グラフ1

 

総合判定グラフ2

 

○キーワード別判定

各キーワード毎のブランドセーフティ判定結果です。

・キーワード①「クレジットカード」
  【 ブランドリスク度 】A
  【 ブランドリスク率 】2.0%
  【 判定サイト数 】99
  【 アウト判定数 】2

キーワード①「クレジットカード」のグラフ1

 

キーワード①「クレジットカード」のグラフ2

 

・キーワード②「クレジットカード おすすめ」
  【 ブランドリスク度 】D
  【 ブランドリスク率 】17.5%
  【 判定サイト数 】97
  【 アウト判定数 】17

キーワード②「クレジットカード おすすめ」のグラフ1

 

キーワード②「クレジットカード おすすめ」のグラフ2

 

・キーワード③「クレジットカード 比較」
  【 ブランドリスク度 】D
  【 ブランドリスク率 】15.2%
  【 判定サイト数 】99
  【 アウト判定数 】15

キーワード③「クレジットカード 比較」のグラフ1

 

キーワード③「クレジットカード 比較」のグラフ2

 

○判定結果の分析とコメント

全体のブランドリスク率は11.5%でした。すわなち今回の調査サイトにおいては、10サイトに1サイトの割合で、広告を掲載すべきではない、または広告掲載に注意すべきサイトが存在していることになります。よってクレジットカード関連企業様の中で、SEO上位媒体へアフィリエイト広告などを掲載中、または掲載依頼中・検討中の場合には、広告掲載前をはじめ、掲載後にも定期的な掲載面の内容確認をされた方が良いと思います。

キーワード別では、ブランドリスク率が2.1%であったキーワード①「クレジットカード」のみ、安全と呼べそうです。ただしこの理由としては、クレジットカードのお取り扱い企業様のホームページなどが、検索結果上位に多く表示されているからだと想定されます。よって広告掲載をしているサイトに関してはチェックを緩めずに内容確認をするべきだと思います。

またアウト判定カテゴリ内訳をみると、多くが「業種別NGワード」となっていました。これは、公序良俗に反していない一見問題ないようにみえるサイトでも、業界や自社にとって不適切な表現がないかをしっかりと確認するべきだということを表しているのだと考えています。

 

○おわりに

■本レポートについて
本レポートは、広告主様がブランド毀損のない広告掲載につなげていただけることを目的にしております。各業界ごとに重要であると考えられるキーワードにおいてインターネット検索結果上位に表示されるサイトに対し、独自にブランドセーフティ判定を行った調査をまとめたものを不定期で配信しております。特にアフィリエイト広告を実施中の企業様におかれましては、SEO上位サイトへの掲載や広告運用など何かしらのお役にたてますと幸いです。

■今後の展望
GMO NIKKOでは、業界に先駆けて(※)アフィリエイト広告の健全化にむけた取り組みを行ってきました。今後も、機能進化を行うとともに、その機能や技術などを活用し本調査を定期的に実施することで、アフィリエイト広告業界の健全化を目指す企業・個人の皆さまの活動に少しでもプラスになれるよう尽力していきたいと考えております。
※2018年3月、アフィリエイト広告の「ブランドセーフティ」を実現する機能開発をし自社のアフィリエイト広告管理ツールに実装。さらに2020年6月には、機能を進化させビジネスモデル特許を取得(ビジネスモデル特許 特許番号:第6720396号)

TRUEアフィリエイト byGMOの詳細はこちら
(広告掲載しているページを自動取得し、ブランドセーフティを実現します)

 
 

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ライター:叶井 裕之(かない ひろゆき)
2014年にGMOインターネットグループへ。アフィリエイト広告のセールス・コンサル、アライアンス等を経て、現在は、事業・業務改善などの企画・構築、DX人材育成関連の企画・構築、slack社内活用推進などに励む。2022年G検定取得。
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