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【2024年4月】GMOメタバースNEWS(国内・海外)

【2024年4月】GMOメタバースNEWS(国内・海外)

2024年4月も、さまざまな業界のメタバースに関するニュースが流れてきました。今月もメタバースに関する国内・海外の注目ニュースを4つ紹介していきます。

NTT西日本、京都府城陽市で不登校児童生徒を支援する「3D教育メタバース」の導入を発表、京都府初の試み

NTT西日本は2024年4月8日、城陽市教育委員会、エヌ・ティ・ティ・スマートコネクト株式会社と共同で、不登校の児童生徒に対する新たな学びの場を提供するため、社会的自立を支援する「3D教育メタバース」を導入することを発表しました。今回導入が発表されたのは、城陽市内の適応指導教室(ふれあい教室)です。これは京都府初の試みで、2024年4月8日~ 2025年3月31日の期間での実施が予定されています。「3D教育メタバース」は、NTTスマートコネクトが開発した教育向けの仮想空間を提供するサービスで、教室や集会所などの空間で授業や集会、グループワークなどができるようになっています。

城陽市は、適応指導教室でのメタバースの導入を進めるとともに、適応指導教室に通っていない児童生徒に対象を広げ、将来的には学校教育にも活用していきたいと0のことです。

栃木県日光市、修学旅行の事前学習のためのメタバース「日光の 学び旅かな メタバース」を公開

栃木県日光市は、修学旅行の予習として活用してもらうために「日光の 学び旅かな メタバース」という名称のメタバース空間の運用を始めました。これは、NTTコノキューが提供している仮想空間プラットフォーム「DOOR」を用いて作られたもので、2024年3月より公開されています。同仮想空間上では、世界遺産として登録されている「日光の社寺」について学べるほか、足尾銅山の坑道内などが再現されています。また、その他にもアクティビティ・食・伝統工芸ルーム、奥日光ルームなどが用意されており、日光の食や伝統工芸などについて学ぶことができるとのことです。

なお、日光市の観光課によれば、2019年に日光を訪れた修学旅行生は約18万人にのぼるものの、新型コロナウイルスの感染拡大により一時低迷。ただ、2022年には約10万人まで回復してきているといいます。

丸紅、メタバース空間で試着・購入ができるサービス「WEAR GO LAND」を期間限定で公開

大手総合商社の丸紅は、2024年4月6日から4月21日までの間、期間限定で新しいファッション体験を楽しめるメタバース空間「WEAR GO LAND」を公開しました。WEAR GO LAND内では、自身のアバターを作成して複数のブランドで試着を楽しむことができるほか、気に入った商品があればメタバースからECサイトに移動して購入することも可能です。主なターゲットは10代から20代の女性で、今回出店しているのは女性向けブランド「X-girl」「9090」「louren」の3店舗となっています。事前に予約すれば、スタイリストからチャットや音声でアドバイスを受けることもできます。

なお、今回は期間限定ですが、2025年には通年でサービスを提供することを目指しているとのことです。次回以降の公開の際には、アバターの骨格や体型、身長などをより細かく設定できるようにするほか、「パーソナルカラー」に基づいたアドバイスも提供できるようにする方針だといいます。

Apple、MRヘッドセット「Vision Pro」のビジネスにおける活用事例を公開

Appleは2024年4月9日、同社のMRヘッドセット「Vision Pro」のビジネスにおける活用事例を自社のHPで公開しました。記事内では、4つのユースケースが紹介されています。ここでは、それぞれのユースケースについて概要を簡単に紹介します。

・生産性を高めるカスタマイズされたワークスペース

仕事の生産性を高めるための事例が紹介されています。紹介されているのは、「SAP Analytics Cloud」と「SAP Mobile StartをVision Pro」を活用し、視覚的に情報をわかりやすく整理できる、といった事例です。

・デザインとコラボレーション

4Kのディスプレイによる高解像度の活用事例として、ポルシェの「Porsche Race Engineer」が紹介されています。Vision Proを活用することで、速度やブレーキなどの情報をわかりやすく視覚化し、路面状況や車の位置などとあわせて確認できるようになっているとのことです。 2024年2月には、ポルシェはラグナ セカで新型ポルシェ タイカン ターボ GTを使って電気自動車の米国記録を更新しましたが、エンジニアたちは Vision Proを使用していたといいます。

・トレーニングとシミュレーション

トレーニングをインタラクティブで効果的にするのに役立つという旨が紹介されています。事例として紹介されているのは、KLM オランダ航空のケースです。同社はVision Proを使うことで技術的なメンテナンスと航空会社のオペレーションを劇的に改善。エラーが減り、従業員の満足度の向上や飛行機の所要時間の短縮につなげられているとのことです。

・ガイド付き作業

現場での作業における作業指示の効率化のためのVision Proの活用例が紹介されています。紙面ではわかりづらい配管や電気回路などの情報をVision Proの「Resolve」というアプリを使うことで、高精細な図面や3Dモデルを確認できるとのことです。

まとめ

AppleがVision Proのビジネス活用事例を公開し、注目を集めた4月。ビジネスでのメタバース利用に関するニュースは多く、今後もさらにビジネスでの活用が進むと思われます。

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