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NFT初期に話題になった作品6選を徹底解説!

NFT初期に話題になった作品6選を徹底解説!

近年、NFTが話題を呼んでいます。アメリカやヨーロッパで普及し始め、日本企業の参入も相次ぐ分野です。今回はNFTに関する基礎知識と併せて、NFTが盛り上がるきっかけとなった、NFT初期に話題になった作品6選について解説します。

NFTとは? 

NFTとは、Non-Fungible Tokenの略で、直訳すると非代替性トークンという意味です。

これまでデジタルデータは偽造や改ざん、複製がされやすく、管理や所有権の面で課題がありました。オリジナルデータと複製データに違いがないため、価値も付けにくかったのです。

ブロックチェーン技術を活用したNFTが登場したことで、デジタルデータの偽造や改ざんが難しくなり、オリジナルデータである証明も可能となりました。これにより、デジタルデータに価値を付けられるようになったのです。

NFTと暗号資産の違い

NFTと暗号資産の違いは、代替性の有無です。

暗号資産は英語で「Fungible Token」と表記され、直訳すると代替性トークンという意味です。NFTは「非代替性トークン」であるのに対し暗号資産は「代替性トークン」であることから、NFTと暗号資産の違いがわかりやすいでしょう。

例えば、代替性のある暗号資産である1ビットコインは、全てが同じ価値です。それに対し、非代替性トークンであるNFTは、全てが1点物であり、その価値は1つ1つで異なります。

NFT初期に話題になった作品6選

NFT 売買イメージ PC画面

今やNFTはデジタルデータにおいて必要不可欠になりつつありますが、NFTが登場してすぐにNFTを活用した作品があります。

ここからは、NFT初期に話題になった6つの作品について、それぞれの概要や特徴をご紹介します。

CryptoKitties 

「CryptoKitties」は、NFT最初期のブロックチェーンゲームです。NFTが登場して間もない2017年にリリースされ、大きな話題となりました。

ゲーム要素としては、登場キャラクターである猫の交配・繁殖のみとシンプルなゲームです。ただし、繁殖した猫のデータはそれぞれがオリジナルであり、NFTとしての価値を持ちます。また、それを売買して仮想通貨(イーサリアム)を稼ぐこともできます。

「CryptoKitties」の成功がきっかけとなってブロックチェーンゲームが一気にリリースされました。

Axie Infinity(アクシー・インフィニティー) 

「Axie Infinity(アクシー・インフィニティー)」は、2018年にベトナムでリリースされた、遊びながらお金が稼げるNFTゲームです。数あるNFTゲームの中でも特に人気が高く、毎日世界中のユーザーがログインしています。

ゲーム内容はシンプルで、ゲーム内でAxie(アクシー)というモンスターを戦わせ、成績によってSLP(Smooth Love Potion)という通貨を獲得できます。SLPはビットコインなど他の仮想通貨と交換できるため、ゲーム内で貯めたお金を現実のお金に交換可能です。

Sorare(ソラーレ)  

「Sorare(ソラーレ)」は、2018年にリリースされた、サッカーが題材のNFTゲームです。

「Sorare」では、サッカー選手がNFTカードとなっています。そして自分だけのオリジナルチームでスコアを競うのです。現実世界の試合結果が「Sorare」内のスコアに反映されるため、仮想通貨やNFTに興味のないサッカーファンにも人気な点が特徴です。

また、サッカー選手のNFTカードは売買できます。現実世界で高いスコアを出す選手、つまり活躍している選手ほど高値で取引されているのです。

Crypto Spells(クリプトスペルズ) 

「Crypto Spells(クリプトスペルズ)」は、2019年にリリースされた、日本発のオリジナルNFTゲームです。ジャンルとしてはトレーディングカードゲームで、ゲーム内のデジタルカードにNFTの技術の技術が用いられています。

「Crypto Spells」内のカードは仮想通貨を用いて売買できます。また、カード発行権を使用すれば自分でオリジナルカードを発行でき、オリジナルイラストのカードを販売することも可能です。

EVERYDAYS: THE FIRST 5000 DAYS

仮想通貨とNFTのインフレが加速し始める2021年には、アメリカのデジタルアーティストのビーブル氏が「EVERYDAYS: THE FIRST 5000 DAYS」を販売しました。

「EVERYDAYS: THE FIRST 5000 DAYS」は、75億円で売却されたことが大きな話題となりました。他にも、オークションで高値にて取引されるデジタルデータが増え、2021年はNFTのバブル期とされています。

Zombie Zoo(ゾンビ・ズー)

世界中でNFTが普及し始めた2021年、日本でもようやくNFTを導入する動きが見られるようになります。LINEや楽天などの大手企業がNFTのマーケットプレイスを開いたことで、日本企業のNFTへの参入が活発化し始めました。

そのような背景のもと、小学3年生が夏休みの自由研究として制作したNFTアート「Zombie Zoo(ゾンビ・ズー)」が大きな話題となりました。

「Zombie Zoo」はアニメ化プロジェクトとしても動き始めており、日本でのNFTの知名度が上がるきっかけとなったといえます。

まとめ

現在、NFTは世界中でさらに広がっています。ただし、NFT初期の作品があったからこそ、現在のNFTの広がりがあるといえるでしょう。

紹介した中でも、NFTゲームは現在でも運営されています。また、「Zombie Zoo」は前述のようにアニメ化プロジェクトが進行中です。この機会に、NFT初期の作品に触れてみてはいかがでしょうか。

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